東国大に1―0で完封勝利!/関東大学1部リーグ戦

2024.10.06

 第16節はホーム・八幡山で東国大と対戦した。前半を0―0で折り返すも、後半開始直後に待望の先制点を獲得。完封勝利で首位を維持している。

 現在首位を走る明大。優勝をつかみ取るためには一戦の負けも許されない。序盤から馬場や中村が強気のプレーで攻め込む。21分には藤森がシュートを放つがポストに弾かれた。その直後、CK(コーナーキック)から内田が合わせるが得点ならず。ペナルティエリアを突破される回数が増えたが守護神・上林が好セーブを連発させた。「相手のCKやFK(フリーキック)のセットプレーに対して、GKコーチからも中のマークの確認をしっかりするように言われた」(上林)。その後も両者ともに得点は生まれず0―0で前半を折り返す。

(写真:1Aで先制点獲得に貢献した林)

 試合が動いたのは後半開始直後の47分。林のロングボールに藤森がヘディングで合わせて劇的ゴールを果たした。「晴己(林・政経3=高川学園)がいい形でボールを持ったのを見て自分がうまくクロスに入れたと思う」(藤森)。東国大にCKやFKを与える場面が増えたが守備陣は一切のスキを与えず。「相手のツートップに対する守備の動き方やSBの立ち方と、背後からしっかりつなげて攻撃に厚みをつくるところを修正した」(栗田大輔監督)。この指揮官の策を見事に体現した明大は、全員で守り抜き無失点で今節を終えた。

(写真:先制点を挙げた藤森)

 リーグ戦は残り6試合を残すのみとなった。「首位で、一度も負けていないことはとても良いことだと思う」(上林)。首位争いは得失点差で上回っているものの、いまだ勝ち点で並んでいる筑波大との一騎打ちが濃厚だろう。「自分たちの敵は筑波大ではなくて自分たち自身。一試合を120%で戦うことを体現し続けていければなと思う」(藤森)。次節はアウェーで東海大と顔を合わせる。前回の対戦と同様、大量得点での勝利なるか。

[田上愛子]

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