ルーキーの活躍光り開幕2連勝! 盤石の強さで駿河台大撃破/関東学生秋季1部リーグ戦

2024.10.06

 4季連続となる関東制覇に向け、連勝で勢いに乗りたい2戦目の相手は駿河台大。悪天候に加え、小林正人主将(政経4=今市)らが国民スポーツ大会(国スポ)の影響で欠場するも、盤石の強さを見せつけた明大が4―2で勝利を収めた。

  試合の流れを先につかんだ明大だったが、第1Qではキーパーにシュートを止められるなど攻めきれない展開が続く。「最初思ったよりいい球回しができて、いい攻撃ができたかなと思ったが点数が取れるまで少し時間がかかった」(新井健史監督)。先に試合を動かしたのは明大。第2Q開始早々の1分、初スタメンのFW宮崎航希(法1=丹生)が均衡を破るシュートを決める。そして続く4分にもまた宮崎が追加点を挙げる。「初のスタメンで、初ゴールを決められたので良かった。2ゴール目はカバーに入れたことに関してはプラスと考えて良かった」(宮崎)。14分に秋季リーグ戦初失点を許すが、2-1の明大リードで試合を折り返す。

 後半も明大が流れを握った。第3Q開始4分にMF児玉陽向(政経2=横田)がPS(ペナルティストローク)を決め追加点を挙げ、その後もプレスをかけるディフェンスで相手にシュートの機会を与えず明大が試合をコントロールする。「自分たちのプレスがうまくハマって、相手にうまく攻撃をさせなかったので、ディフェンスもやりやすかったですし、シュートまでいかせなかったのはすごく良かった」(MF浅川海音・法4=丹生)。第4Q開始3分、FW武田元希(文3=八頭)がキーパーに防がれたボールをゴールに押し込み4点目。試合終了間際の14分に駿河台大に2点目を献上するも4―2で危なげなく勝利した。

 小林正らの欠場で「国スポで3人メンバーがいなくて、ちょっとハラハラしていた」(新井監督)と語るも、初スタメンの宮崎の活躍などで盤石の強さを証明した明大。次戦の相手は法大。「勝てば、グループ1位通過できるので、チーム全員で引き締めて頑張りたい」(浅川)。4季連続の関東制覇に向けて紫紺の勇者は挑み続ける。

[佐藤比呂]

試合後のコメント
新井監督
——オフェンスの連携が苦しそうな場面が見受けられました。
 「オフェンスが今日2人抜けているので。いなくてもみんなで頑張ろうと、オフェンスみんな一丸となってやってくれると信じてはいましたが、少しハラハラしました」

浅川
——良かった点と反省点を教えてください。
 「まず良かった点は、ディフェンスで落ち着いて、パスをしっかり回して、そこから攻撃につなげることができたのはすごく良かった点かなと思います。悪かった点に関しては、相手のプレッシャーが前から来ていたので、そこで自分たちが慌ててしまって、テンポが悪くなって、失点に繋がった場面もあるので、そこは反省するべき点かなと思います」

宮崎
——今日初スタメンでしたが、試合前の緊張や意気込みはいかがでしたか。
 「緊張というよりかは、自分が今後のために活かせるようなプレーをどうしたらできるかということは考えながらやっ