(32)期待のルーキーたち~GK編~/‘08ルーキー特集

 明大アイスホッケー部門には、今年も有望な8人のルーキーが入部してきました。
 まだまだ未知数の彼らだから「頑張りしだい」(藤井監督)。今後、ルーキーたちがどれほどの力を発揮するのか楽しみだ。
 そこで全4回にわたって、ルーキーたちと練習や寮生活においてさまざまな仕事を任される1年生の1日を紹介します!

今回は未来の守護神・GKの2人を紹介します!

◆#55 上川 巧 かみかわたくみ 営 白樺学園高出 167cm・70kg

〈これまでの成績〉
2008年U-20世界選手権日本代表 大会ベストゴールキーパー

 U-20のベストGKと実力は申し分ないが、あくまで「明治に拾ってもらった」と謙虚な姿勢を貫く上川。「明治の選手はレベルがまるで違う。(朝練などで)どんなシュートもいい練習になる」と常に自分に満足せずに練習に励む姿には、同じ白樺学園高出身のDF・草森(政経1)も「中学のころから知っているが、ホッケーに対して常にまじめ」と信頼を置いている。
 上川の明治での背番号は55。高校時代からこの番号だったというが、偶然にも昨年卒業した前アイスホッケー部門主将のGK・浅利拡氏(平20政経卒)の番号を引き継ぐ形となった。浅利は運動能力の高さ、体の柔らかさが持ち味のGKだったが、上川も小柄な体格を高い運動能力で補うプレースタイルのGKだ。「55」の番号を背負い、浅利並、いやそれ以上の活躍を見せてくれるか。上川のさらなる成長に期待が懸かる!

◆#35 加藤 昇 かとうのぼる 政経 日光明峰高出 176cm・68kg

〈これまでの成績〉
2008年U-18世界選手権日本代表

 父親も明大から古河電工(現・HC日光アイスバックス)に進んだアイスホッケー選手だったが、父の母校としてではなく一昨年度のインカレで見た「守りの明治」の強さに憧れて明治を選んだという加藤。今年度U-18に選ばれており、こちらも実力は十分ながらも「まだ寺島さん(政経2・GK)の足元にも及ばない。まずは並びたい」と慢心することはない。同じルーキーGKの上川とは互いに「いいライバル」(加藤)、「ライバル意識を持っている」(上川)と評しており、GK同士競い合って力を伸ばしていくよい関係となりそうだ。
 プレーは両膝をつくバタフライスタイルを基本とし、加藤は「『理論と本能』のスタイル」と語る。U-18大会中の負傷の影響で春は加藤のプレーを見ることはできなかったが、今年のインカレまでのレギュラー入りを目指しており、将来的には「海外も視野に入れている」と目標は高い。世界での活躍へ向け、まずはこの冬の明治の陣容に注目だ。

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