
甲斐、男子シングルス準優勝/関東学生新人戦
大会前、「シングルスで必ず優勝する」と断言していた甲斐。高校時代の成績・実力から見れば、その可能性は十分あった。だがシングルス4回戦、思わぬ苦戦を強いられた。
相手は法政のカットマン・鳥羽。実力では明らかに甲斐が上だ。だが序盤からリズムをつかめず、2―2と追い詰められる。そして最終セット、フルセットデュースまでもつれこむ。だが「こんなところで負けるわけにはいかない――」。最後は甲斐のスマッシュが決まり、勝利。何とかピンチを切り抜けた。
その後はいつもの甲斐のプレーが戻り、6回戦、準々決勝、準決勝と続くカットマン相手にも、前後左右に振る卓球で相手を崩していく。甲斐の強みである「冷静な卓球」(高山監督)を武器に、難なく勝ち上がっていった。
そして決勝戦、相手は第1シードの明(日大)。明の力強い卓球に、ペースをつかめないままセットを積み上げられていく。終わってみれば、3―0のストレート負け。「終始相手の好きにさせてしまった。もっと自分から攻めていければ……」と悔しさをにじませた。
甲斐にとっては悔しい結果に終わった新人戦。だが、「足腰を鍛えるトレーニングをもっと取り入れる必要がある」と課題も見えた。また5月7日から始まるリーグ戦に向けては、「メンバー入りをただ狙うだけではなく、新人賞を取る」と力強く語る。明治の将来を担う、期待の新人たちの今後の活躍が楽しみだ。
☆期待の3人ルーキー☆
今年明治には超大物ルーキー水谷隼(政経1)が入りましたが、期待の新人は水谷だけではありません。ここでは、この春明治の門をたたいた3人のルーキーを紹介します。
1.名前(ふりがな)
2.出身校
3.学部
4.戦型
5.高校時代の成績
6.アピールポイント
1.甲斐義和(かいよしかず)
2.明豊高
3.営
4.右シェークドライブ型
5.07年 ワールドジュニアサーキットフランス大会ダブルス優勝
6.「どんなときでも冷静沈着。強力ドライブを見てください」。
1.北村大亮(きたむらだいすけ)
2.九州学院高
3.商
4.左ペンドライブ型
5.07年 平成19年度全日本卓球選手権大会シングルス出場
6.「九州の暴れん坊北村です。サーブを見てください」。
1.松渕健一(まつぶちけんいち)
2.秋田高
3.文
4.左シェークドライブ型
5.07年 平成19年度全日本卓球選手権大会シングルス出場
6.「打ち合いはあまり得意じゃないけど、サーブ、レシーブには力を入れてます」。
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