男子フルーレ 個人で堀部が5位入賞/関東学生選手権

2024.10.04

 5日間に渡って行われる関東学生選手権(関東インカレ)。1日目の男子フルーレ個人戦では堀部聖太主将(政経3=岩国工高)が5位入賞に輝いた。また、2日目の同種目団体戦ではベスト8入りを果たし、全日本学生選手権(インカレ)への出場権を獲得した。


◆10・2~4、15~16 第76回関東学生選手権(駒沢体育館)
▼男子フルーレ個人 堀部――5位、菊元――17位、髙橋――23位、杉浦――19位、森――44位、中川――90位
▼男子フルーレ団体 明大――ベスト8

<男子フルーレ個人>

 5人が予選プールを勝ち抜き迎えた決勝トーナメントでは、2回戦までに4人が敗退する波乱の展開に。そんな中、堀部はトーナメント1回戦、2回戦ともに危なげなく勝ち進み、3回戦に駒を進めた。しかし「ミスや武器が壊れているなどのトラブルがあった」と序盤から相手に連続得点を許し、6点を追う展開に。そんな状況でも「不思議と落ち着いていて全然焦らなかった」と冷静さを保つと、6連続ポイントで8―8の同点に追い付く。勢いに乗った堀部はそのまま流れをつかみ、15―10の逆転勝利を収めた。

 そして迎えた準々決勝の相手は、パリオリンピック男子フルーレ団体で金メダルを獲得した飯村(慶大)。格上相手に攻めの姿勢を貫くも「強かった。知らないタイミングで入ってこられたり、いつもみんなだったら突けている場所にもう防御が回っていたり。全部で上をいかれていた」と全く歯が立たず5―15の大差で敗戦。ベスト4の壁を越えることはできなかった。

 男子フルーレ個人は堀部のベスト8が最高成績となったが、今大会の結果により4人がインカレへの出場権をつかんだ。「目標は優勝。最後の学生試合で後悔がないような結果を残せるようにベストを尽くしたい」(堀部)。来月に行われるインカレでの明大勢の活躍に期待したい。

<男子フルーレ団体>

 1回戦は専大相手に45―28と、終始リードをする形で危なげなく勝利を収めた。迎えた2回戦は関東学生リーグ1部の法大。2部に在籍する明大にとって格上の相手との一戦となっただけに、序盤から相手に流れを支配される展開に。一時は10点以上のリードを許す場面も見られたが、7セット目で堀部が8得点を挙げ27―35まで点差を縮めた。しかし相手の勢いを止めることはかなわず、8セット目終了時点で29―40と後がない状況に。命運を託された菊元雪(営2=龍谷大平安)は「アンカーとして入る最初の試合だったので緊張していた。みんなのために頑張るという責任感を持って努力してきた」。その言葉通りに強気の姿勢で攻撃をかけるも、あと一歩及ばず。33―45とベスト4進出とはならなかった。

[石井遥、佐藤あい]

試合後のコメント
堀部
――試合を終えての今の心境はいかがですか。
 「もう少し勝ちたかったです。目標としては優勝狙っていました。今日は結構調子良くて(3回戦の)前の試合もいい試合ができたので勝てるかなと思っていましたが、強かったです。でも予選も強い相手ばかりだったんですけど、冷静に立ち回れたし、もっと接戦になると思っていた試合も調子良く勝てたと思います」

菊元
――団体メンバーのチームワークはいかがですか。
 「主なメンバーは4年生と2年生2人ですが、年齢の差があってもラフにコミュニケーションを取れています。アドバイスも2年生が4年生にしっかり伝えることもできているので、いいチームワークになっていると思います」