
終盤に追い上げみせるも 強豪・松蔭大に惜敗/関東大学女子2部リーグAブロック
9月に開幕した秋季リーグ戦は2巡目に突入した。前日につかんだ勝利の勢いのまま挑むは、リーグ初戦で対戦した松蔭大。第1Qはリズムよく得点を積み重ねていき、2点ビハインドといい立ち上がりを見せる。しかし第2Q、相手の堅い守りと高確率のシュートで一気に点差を離され、前半終了時点で16点ビハインドの展開に。後半逆転を狙うも、前半離れた点差が響き敗戦。2巡目は黒星スタートとなった。
◆9・4〜10・27 第74回関東大学女子2部リーグAブロック(東町スポーツセンター他)
▼9・29 対松蔭大戦(順大さくらキャンパス第1体育館)
明大74{20―22、8―24、21―21、25―16}83松蔭大○
スターターは、PG新林未悠主将(理工4=湯沢翔北)、PG萩原加奈(文2=浜松開誠館)、SF神山南帆(文3=白鷗大足利)、PF山本涼菜(文4=浜松開誠館)、CF後藤葉の佳(理工3=鵠沼)。
第1Q、明大は上々の立ち上がりを見せた。インサイドでのディフェンスで神山や後藤が奮起し執念でリバウンドを獲得する。オフェンスでもガードの萩原が柱となってセットプレーを組み立て、得点を2点ずつ着実に積み重ねていく。しかし第2Q、相手の堅いディフェンスを崩すことができず、なかなか得点できない苦しい展開が続く。また、相手の3Pシュートやミドルシュートが確率よく決まり前半終了時点で16点のビハインドを背負う。
後半巻き返しを狙う明大は、萩原がローポストでポジションを取る速攻のセットプレーや、速いパス回しでノーマークの選手をつくりシュートを狙うなど、展開の速いオフェンスで相手ディフェンスを翻弄(ほんろう)し次々得点を積み重ねる。また、相手チーム内の前半でシュートが当たっていた選手に簡単にシュートを打たせず、インサイドでも押し負けない効果的なディフェンスで点差を少しずつ詰めていき一桁点差に。しかし、第2Qで離された点差が響き9点差での敗戦となった。
敗戦こそしたものの、終始いい形のバスケットを展開していた今試合。次戦の相手は留学生を擁する山梨学大との一戦。1巡目ではわずかに力が及ばなかったが、2巡目で新たにどういった対策を組み立ててくるのか注目したい。
[平良有梨奈]
試合後のコメント
神山
――前回の敗因を生かしてどのような試合のプランを立てていましたか。
「前回は相手にローポストから攻められていたので、ディフェンスで抑えようと話していました。今日も何本かはやられてしまいましたが、基本的には抑えることができたので、前回から改善できたかなと思います」
――2巡目はどのように戦っていきたいですか。
「相手のスカウティングを1年生やスタッフ陣がやってくれているので、その情報を元に相手が何をやってくるのか、何を得意とするのかをしっかり分析していきます。そしてそこを徹底的に抑えて、相手のやりたいことをやらせないのと、自分たちのやりたいオフェンスを徹底的にやることを頑張りたいです」
萩原
――次戦は山梨学大との対戦です。どう対策していきますか。
「前回対戦した時とは違ったメンバーで戦ってくると思うので、頑張りたいと思います。高さの面では勝てないので、下で詰めたり、ほかの部分を攻めていきたいです」
――2巡目も長い戦いが続きます。意気込みをお願いします。
「一勝でも多く積み重ねられるように頑張りたいです」
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