
秋季リーグを勝利で終える 次なる舞台はインカレ/関東学生秋季1部リーグ戦
秋季リーグ最終戦。入替戦がかかる明大は今季1部に昇格してきた立大と対戦。前半は徐々に点差をつけ18―15で試合を折り返す。後半は終盤に詰め寄られ緊迫した展開になるも、なんとか逃げ切り31―30で勝利した。
◆9・4~9・29 関東学生秋季1部リーグ戦(国士大多摩体育館他)
▼9・29 対立大戦(国士大多摩体育館)
◯明大31{18―15、13―15}30 立大
前半開始1分に相手に先制されるも、すぐさま細野聖太(政経3=春日丘)がシュートを決める。3分、7分にディフェンスで反則を取られるが、栃尾佑(法2=北陸)が連続得点を決めリードを許さない。12分、途中出場のGK・鈴木大翔(商2=法政二)が7メートルスローを見事に阻止しチームを勢いづける。「プレッシャーなく自分のやることをしっかりやろうという気持ちで止めた」(鈴木)。また、22分、27分には今季出場機会の少なかった野田翔太(政経4=マリスト学園)が得点。「プレー時間も長い中で、シュートも決めきれたところが大きかった」(加藤良典監督)。1分以降一度もリードを許さず18―15でハーフタイムを迎える。
迎えた後半。4分に連続得点を許し1点差になったところで、再び鈴木が相手のシュートを連続で止める好守を魅せる。それで勢いがついたか、3連続得点を決め4点差に。その後もディフェンスで粘り、17分、20分には太田隼斗(営4=藤代紫水)が連続得点。「佑(栃尾)中心に攻撃を組み立てて、広く攻めるプランで自分がサイドでシュートを決めることができたのが良かった」(太田)。25分、シュートミスが増え、点差が縮まる。さらに、残り1分のところで反則を取られ1人少ない状態となった。試合の行方が分からなくなったが、終了間際、外種子田渓汰(商3=国分)が相手ディフェンスをうまくかわし放ったシュートがゴールに吸い込まれ、貴重な31点目となる。31―30で試合終了のホイッスルが鳴った。
秋季リーグ最終戦で白星を飾った明大。最終順位は3勝6敗で8位となった。次戦は11月に行われる全日本学生選手権(インカレ)となる。「今試合はインカレにつながるいい内容だったので、今のいい雰囲気をそのまま持っていってインカレに臨みたい」(尾谷浩希・法4=愛知)。4年生にとっては負けたら引退の大会。1試合でも多くできるように、一致団結し次の戦いに挑む。
[木曽琴乃]
試合後のコメント
加藤監督
――試合を振り返っていかがですか。
「負けたら入替戦が決まる試合だったので、そういった難しいゲームの中で、選手たちが1点差で勝ちきれて、本当に選手たちがよくやってくれたと思います」
尾谷
――後半追い上げられましたが、勝ち切れた要因はありますか。
「少し流れが相手にいきそうなところがあったんですけど、それでもベンチ含めて全員で声出して戦ってたのが勝ち切れた要因かなと思います」
太田
――学生最後のリーグ戦を終えていかがですか。
「学生最後だし、やっぱり何より楽しもうっていう気持ちがずっと大きかったです。連敗続きでチームも沈んでいくところもあったんですけど、最後はみんなで楽しもうっていう気持ちでやっていたので、僕自身もそんなにプレッシャーとは感じることなくできて、最後勝って終えることができて良かったです」
鈴木
――1部残留に向けて負けられない一戦でした。
「残留かかった試合で自分のできることをちゃんとできたのが良かったのと、あとは来年以降、残留争いにならないように頑張りたいとと思います」
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