1部復帰へ向け新たな壁/関東学生男子2部リーグ戦

1999.01.01
 3連勝の本学が迎えた次なる相手は大東大。ここまでは順調に見えた本学だが、この日は本学の3:2:1ディフェンスを崩しにかかる大東大に苦戦し失点を多く許してしまった。「リーグ戦が進むにつれ、相手が強くなるのは当たり前。今の実力を試すには丁度良い相手だった」(松本コーチ)。

 前半の序盤は取られたり取り返したりと均衡しつつも、本学優勢の展開が続く。そして、そのまま徐々に流れを掴み一気に大差をつけ前半を終えた。

 後半は「全体の底上げを図るため、多くの選手を使った」(松本監督)。しかし、失点が目立つ結果に終わり、新たな課題も見つかった。「試合で経験をつけさせ、モチベーションをあげ全員で戦えるチームを目指す」(松本コーチ)。

 このまま全戦全勝で1部復帰を目指す本学だが、新たな壁に直面する出来事が起きた。現在1部でプレー中の中大がリーグ戦2戦目に登録証不所持として今後の試合全て参考試合になるという大波乱が起きた。その結果、中大は自動的に入替戦出場が決定。本学が2部リーグ優勝となれば中大と確実に対戦することになる。中大は1部でも常に上位をいく強豪校。接戦となることは必須だろう。しかし、「絶対に1部で優勝して中大にも勝つ。2位になって入替戦を目指すという選択肢はありえない。選手たちには中大との試合を意識してこれからやることを言ってある」(松本コーチ)と意気込みを語った。

 中大に勝ち1部復帰という具体的な目標が見えた本学。よりいっそう士気をあげ、これからの試合に挑んでほしい。