
8発大勝! 春秋4連覇に向けて好スタート/関東学生秋季1部リーグ戦
4季連続となる関東制覇を目標に掲げる明大。関東学生秋季1部リーグ戦(秋季リーグ)初戦は日体大が相手となった。試合は攻撃力が爆発し、FW鈴木舞白(営2=天理)、FW齋藤偉颯(法3=今市)がそれぞれ2得点を挙げたほか、6選手が合わせて8得点を記録し、快勝した。

明大は試合開始直後からPCを獲得するなど、強い攻めの姿勢を見せた。しかし何度も相手陣内まで迫りながらも、守備に阻まれゴールを奪うことができない。この均衡を崩したのは鈴木。11分に味方からの緻密なパスをつないで1点を挙げてみせた。この得点で勢いに乗った明大は第2Q開始1分、カウンターから一気にゴール前へ迫り、鈴木が鮮やかに2点目を決めた。さらに齋藤がPCから鮮やかなシュートを決め、前半を3―0で折り返す。試合後には「斎藤といつも練習しているコンビネーションのプレーが出せた」(鈴木)とシュートを振り返った。
後半に入っても明大の攻勢は弱まらなかった。第3Q開始5分、またも齋藤がPCから得点を挙げ、試合を4―0とする。11分にはMF長谷川拓真(法3=石動)が相手のスキをつく華麗なゴールで点差を広げた。「相手に合わせない自分たちのホッケーをして、滑り出しを良くしたいという気持ちが出た」(鈴木)という言葉通り、日体大にほとんどボールを持たせることなく、第4Qも有利な状況で試合を運んでいく。4分にFW樋口雄磨(政経3=須知)がゴール前で弾かれたボールを押し込むと、試合は完全に明大のものとなった。相手にペースを握らせないまま、その後も続けてMF児玉陽向(政経2=横田)、FW山村晃正(営4=岐阜総合学園)がそれぞれ得点を挙げ、最終的に8―0で相手を圧倒した。
リーグ戦4連覇を目指す中でこれ以上ない好発進を見せた明大。6人もの選手がゴールを決め、チームの調子の良さを感じさせる試合となった。次戦も高い攻撃力と共に、関東学生春季1部リーグ戦(春季リーグ)ではわずか1失点の守備力を発揮した〝明大のホッケー〟をしてくれるはずだ。
[大島菜央]
試合後のコメント
新井健史監督
――試合を振り返っていかがですか。
「春季リーグの日体大戦は2点しか入らなかったが、今回は前半の立ち上がりがバタバタしたものの、少しずつこのリーグ戦の雰囲気に慣れていきました。後半はなんとか自分たちのペースで展開して、落ち着いてプレーできたのではないかと思います」
――無失点での勝利でしたがいかがでしたか。
「無失点については、チーム全体でのディフェンスをしっかりと意識してみんなやってくれたので、本当に決定的な場面は少なかったです。守れたなと思います」
小林正人主将(政経4=今市)
――ゲームプランはどのようなものを想定していましたか。
「自分たちが前でプレスをかけて相手の高いラインで取って、カウンターすることです。カウンターで相手がほとんど攻められない状況をつくるということを今日の目標としてやっていて、そこはプレスの部分でうまくはまっていたので良かったと思います」
――秋季リーグ初戦でしたが、固さなどは出ましたか。
「僕自身はありませんでしたが、やはり他の人はもしかしたらそういう固さがあって前半に簡単なトラップミスなどをしてしまったのではないかと思います」
鈴木
――全日本大学王座決定戦から秋季リーグに向けてどのような練習をされてきましたか。
「一人一人の個の力を高める練習と、土日の練習試合でそれをどう応用するかというのがやはり今までの課題だったので、そこを重点的に練習してきました」
――改めて秋季リーグの目標をお願いします。
「無失点で4連覇したいと思っています」
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