
秋季リーグ戦終了 女子リーグ初優勝 男子は4位/関東大学秋季リーグ戦
関東大学秋季1部リーグ戦が閉幕し、女子は昭和40年の関東大学リーグ加盟以来、初の優勝を成し遂げた。筑大に敗れたものの、リーグ全体での得失点差で2位の筑大を上回る結果となった。男子は日体大に敗れ4位だった。
◆9・19、21〜22、28~29 関東大学秋季リーグ戦(日体大米本記念体育館)
▼男子
藤原〇2-1馬屋原
本田光0-2○栗山
宮下怜・栁川組0-2〇佐藤椎・吉田組
荻原・佐藤組1-2〇竹澤・犬嶋組
宮下○2-0北崎
▼女子
杉山1-2○長廻
小原未○2-0中原
本田胡・小原陽組1-2○青木・長廻組
宮下彩・松本組0-2〇神山・須崎組
田代〇2-1青木
男子の第1シングルスには藤原睦月(商2=埼玉栄)が出場。第1ゲームを14-21で落とすも、第2、第3ゲームで巻き返し、逆転勝利を飾った。続く第2シングルスには本田光主将(商4=埼玉栄)が登場。第2ゲームはデュースにもつれる接戦となったが、惜しくもストレートで敗れた。その後も苦戦が続き、ダブルスの宮下怜(政経3=埼玉栄)・栁川蓮(商3=瓊浦)組、そして荻原聖也(政経3=ふたば未来学園)・佐藤瑠活(政経1=東大阪大学柏原)組はともに敗北を喫した。第3シングルスには再び宮下怜が出場。第1ゲームで15-19と追い込まれるも、見事に逆転。第2ゲームも制し、ストレート勝ちを収めた。「最後に少しでも自分が1本取らないといけないという思いで頑張った。特に、ダブルスで負けていたので、絶対にポイントを取りたかった」(宮下怜)。しかし、男子は2-3で日体大に敗れ、東日本学生選手権のリベンジは果たせなかった。結果として4位でリーグ戦を終えた。
女子の第1シングルスには杉山凛(文3=西武台千葉)が登場。第1ゲームを21-14で勝利したものの、第2、第3ゲームで勢いを失い、逆転負けを喫した。続く第2シングルスには小原未空(政経1=埼玉栄)が出場し、試合全体を支配しストレート勝ちを収めた。第1ダブルスの本田胡桃(政経4=埼玉栄)・小原陽夏(農3=とわの森三愛)組は、第3ゲームでデュースに突入し、接戦を繰り広げたが、背後を狙う相手のサーブに対応できず、惜しくも20-22で敗北。この時点で女子は3敗し筑大に敗れることとなったが、リーグ戦全体の勝利数では筑大と並ぶ4勝を記録し、優勝争いは得失点差で決まることとなった。
優勝の行方を左右する重要な第3シングルスには、田代葵楓(商3=埼玉栄)が出場。第1ゲームは10-21と大差をつけられたものの、「第1ゲームは点数につながらなかったが、プレー自体は悪くないと思い、第2、第3ゲームも同じスタイルで挑んだ。ラリーをどんどん長くして、自分のミスを減らしつつ、隙があったら積極的に攻めることを意識していた」(田代)と振り返った。継続したプレーが功を奏し、第2ゲームでは連続8得点を記録し、リードを広げて勝利。第3ゲームでは相手の粘りをしのぎ、21-17で勝ち切った。この結果、得失点差で筑大を上回り、女子は初優勝を果たした。
10月には全日本学生選手権、11月には全日本大学対抗戦が行われる。これに向けて、本田光主将は「残りの1ヶ月で難しいことに挑戦するというよりも、気持ちの面でチャレンジしながらコンディションを整えていきたい」と語った。今後の個人戦や団体戦での活躍が期待される中、明大の次なる挑戦に注目が集まる。
[武田隼輔]
試合後のコメント
本田光主将
――男子4位の結果を踏まえ、関東大学秋季リーグ戦の振り返りをお願いします。
「東日本学生選手権で優勝を逃してからあまり日数が経っていなかったため、実際に切り替えができていない部分もチーム全体にあったと思います。しかし、その中で誰一人として後ろ向きにならず、前を向いて戦った結果が4位でした。全員がこの結果を自覚し、受け止めて、練習していこうと思います」
田代
――関東大学秋季リーグ戦を振り返っていかかでしたか。
「今回はコンディションの問題で、リーグ戦の前半は出場できませんでした。そのため、前半はサポート面でしか力になれず、チームには貢献できなかったと思います。その分を含めて、後半では自分の役割をしっかり果たそうと頑張りました」
――全日本大学対抗戦に向けての意気込みをお願いします。
「全日本大学対抗戦ではもちろんチームで優勝を目指していますが、結果にこだわるというよりは、1本1本、1試合1試合をみんなで力を合わせて頑張りたいです」
宮下怜
――今後の目標をお願いします。
「全日本学生選手権は3種目の全てで上位に食い込みたいと思っています。関東大学春季リーグ戦は優勝しましたが、秋季リーグ戦は全く勝てなかったので、全日本大学対抗戦で取り返せるようにしたいです」
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