順大にストレート勝ちで快勝!/秋季関東大学1部リーグ戦

2024.09.29

 秋季関東大学1部リーグ戦(秋季リーグ戦)8戦目は、順大との対戦。第1、第2セットではデュースになる白熱した展開に。その後は流れを相手に渡さず、見事ストレート勝ちを果たした。

◆9・7~10・27 秋季関東大学1部リーグ戦(順大さくらキャンパス第3体育館他)

▼9・29 対順大戦(順大さくらキャンパス第3体育館)

◯明大3{28―26、28―26、25―15}0順大

〈スターティングメンバー〉(ローテーション順)

S近藤蘭丸(文3=東福岡)、OH佐々木駿(商3=土浦日大)、ⅯB金田晃太朗(政経4=駿台学園)、OP坂本雄大(政経4=市立尼崎)OH岡本知也主将(政経4=五所川原工)、MB黒澤孝太(政経3=明大中野)、Li前嶋悠仁(法3=日本航空)

 2連敗中の明大にとって勝利したい8戦目の相手は順大。昨年度の全日本大学選手権(全カレ)準々決勝で敗れた因縁の相手だ。序盤は金田のブロックポイントや佐々木のスパイクで6―2とリードを広げるも順大の堅い守備が立ちはだかる。徐々に相手に流れをつかまれ、19―21と追いかける展開になるが、岡本のスパイクや坂本のクイックがチームを救った。24―24まで追い上げデュースに。佐々木のブロックアウトが決まり、逆転で第1セットを取った。

 佐々木と金田のブロックで2連続ポイントを生んで好調のスタートを切るが、サーブミスも絡み3連続ポイントを許す。流れが変わったのは、タイムアウト後の吉田竜也(政経2=駿台学園)投入後だ。黒澤のブロックポイントや佐々木のスパイクで徐々に点差を縮めていく。しかし、順大のディフェンス力も光り22―24。それでも坂本がスパイクを打つと岡本のサービスエースも決まり28―26でこのセットも取った。「第3セットは自分たちのやりたいバレーができた」(岡本)。序盤から5連続ポイントを獲得すると流れを渡すことなく岡本や山田のスパイクで着実に点を重ねていく。最後は坂本が決めて見事に勝利を手にした。

 昨日の敗戦をモノともせず、驚異の集中力で見事ストレート勝ちを果たした。「負けない気持ちが自分たちの方が強かったと思う」(山田)。秋季リーグ戦も後半に差し掛かり、11月に開幕する全カレのシード権を獲得するための順位争いもより一層激しくなるだろう。「来週は上位チームと対戦するので引くことなく押し切って勝ちたい」(佐々木)。次戦も〝明治のバレー〟で勝利なるか。

[田上愛子]

試合後のコメント

岡本

――昨年度の全カレ準々決勝で負けた相手にストレート勝ちという点についてはいかがですか。
 「やはり相手はブロックが非常にいいですし、それに対してのディグもいいチームだったので少し苦手意識はあったんですけど、これまで負けてきた相手にリベンジするためにしっかり練習に取り組んできましたし、気持ちでは負けていなかったと思います」

坂本

――試合を振り返っていかがですか。
 
 「昨日中大にストレートで負けてしまって、今日は結構厳しい戦いになると思ったんですけど勝ててよかったです」

佐々木
――昨日の敗戦から切り替えたことを教えてください。
 
 「チームとして、やっぱり知也さんに最後託すというのが俺たちのチームなので、知也さんにあげるトスを2段トスも(近藤)蘭丸のトスも一つ一つ丁寧にして打ち切らせるというのが今日変えた点かなと思います」

山田

――今後の課題を教えてください。
 
 「毎回序盤に相手に流れを持っていかれるので、序盤からの展開をもっと組み立てていくのと、もう少しサーブの狙い目や安定性をやっていけたらいいと思います」