リーグ戦4試合ぶりの複数得点で関東学大に勝利/関東大学1部リーグ戦

2024.09.30

 第15節はアウェイでの関東学大との一戦。前半序盤に2得点を挙げ、試合を有利に進める。前半中盤に1点を返されるも、後半は両チーム1得点を取り合い試合終了。前節の反省を生かし引き続き粘り強く勝利し、首位をキープした。

 前半序盤は連戦の疲れを見せない展開に。前線3枚がハイプレスし、敵陣でボールを奪取し良い形で試合に入る。試合のペースを握った明大は3分高い位置でボールを奪うと、真鍋が第7節中大戦以来のゴールを挙げ先制に成功する。続く5分にもバックパスをカットした藤森が落ち着いて決め2-0とした。「大臣杯は悔しい結果で終わってしまって、 そこからスタメンではなくなって、自分自身悔しい気持ちもありました。さらに前節はメンバー外で、ピッチ外からチームを見ることができて、よりなんか自分に求められていることだったり、チームの方向性っていうものを再確認できて、そこに自分ががむしゃらにっていうところを意識して取り組めました」(藤森)と5試合ぶりのスタメンの起用に応えた。しかし試合中盤からは相手がフォーメーションを修正し、試合は徐々に拮抗(きっこう)する。そのような中、プレスを相手に回避されクロスから失点を許し、2-1で前半を折り返す。

(写真:攻守で存在感を示した中村)

 後半は立ち上がりから苦戦を強いられる。「相手が立ち位置を変えてきたとか、攻撃のビルドアップの時に立ち位置を変えてきたのに対して、やっぱり相手を捕まえきれないで押し込まれる時間帯っていうのが続きました」(藤井)。その言葉通り相手にチャンスを作られ、追加点のチャンスをつくれずにいる。藤森のクロスに島野が左足で合わせて待望の追加点を挙げる。中2日の明大は徐々に疲れが見え始める。ペナルティエリア付近で相手に隙をつかれ、ミドルシュートを決められ、再び1点差に。その後も相手に攻められる展開が続くも最後の最後で守り抜き、3-2で試合を終えた。

(写真:鋭いクロスを上げる内田)

 リーグ戦4試合ぶりの複数得点での勝利に、「最近得点が少ないっていうのは感じていましたし、それは自分も責任を感じていたところなので、これからリーグ戦は得失点差も大事になってくるので、自分たちの得点力っていうのはもっと出していきたいというふうに思います」(真鍋)。今節は3得点を上げた明大だが守備では2失点し、優勝を狙う明大にとって満足のいく結果とはいかなかった。次節は前回引き分けに終わった東国大。リベンジを果たすべく、明治のサッカーで相手を圧倒したい。

[竹本琉生]

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