
光った勝利への執念 手にしたリーグ戦初勝利/関東大学女子2部リーグAブロック
リーグ戦1巡目最後の相手は共栄大。ここまで未勝利の明大にとって負けられない一戦を迎えた。前半は相手のセンターに得点を重ねられ、31―39で折り返す。続く後半は、守備から流れをつくると果敢な攻撃から3Pシュートで逆転。そのまま逃げ切り、80―73でリーグ戦初勝利を手にした。
◆9・4~10・27 第74回関東大学女子2部リーグAブロック(東町スポーツセンター他)
▼9・28 対共栄大戦(共栄大体育館)
〇明大80{13-22、18-17、29-23、20-11}73共栄大
スターターは、PG新林未悠主将(理工4=湯沢翔北)、PF山本涼菜(文4=浜松開誠館)、CF後藤葉の佳(理工3=鵠沼)、SF神山南帆(文3=白鴎大足利)、PG萩原加奈(文2=浜松開誠館)
苦しい立ち上がりとなった。先制点を決められると、相手の高さを生かしたプレーに対応できず連続得点を許す。それでも「出だしが悪く点差が一気についてしまったが、チームとしてルーズボールやリバウンドの泥くさいところをしっかりやれて、点差を縮められた」(山本)と初勝利に向けて立て直しを図っていく。その後は相手のファウルから得たフリースローを着実に決めるなど、スキのないバスケを展開。31―39と8点ビハインドで折り返すも、気持ちの込もったバスケで後半に期待のかかる前半となった。
勝利へ、運命の後半。ダブルチームで相手を抑えると、荻原の連続得点で徐々に共栄大に迫っていく。「インサイドからの外で思い切り打とうというプランがうまくハマった」(新林)とドライブで切り込んだ新林からパスを受けた山本が3Pシュート。これが決まり、同点に。その後は、両者の意地がぶつかり合うシーソーゲームに突入。2点ビハインドの場面で、3Pライン後方からの新林のシュートが突き刺さり逆転。このリードを最後まで譲らず、80―73でリーグ戦初勝利を手にした。
「1人1人の勝ちたいという気持ちがシュートにつながっていった」(山本)。今季から戦いの場を移した明大にとって苦しい試合が続いていた中で、勝利への執念がチームをより強くした。「チーム全体で盛り上がって2巡目しっかり勝ち切っていきたい」(新林)。この勝利を足掛かりに、飛躍を遂げていく。
[早坂春佑]
試合後のコメント
新林
――リーグ戦初勝利について感想をお願いします。
「ここまでずっと負けてきていて、明日から2巡目に入るのでここで勝たないとまずいと思っていたので、勝つことができて嬉しいです」
――次戦から2巡目を迎えますが、1巡目からの改善点はありますか。
「大きく変更はしませんが、前回やられたことは防いでいくのと自分たちがプレーして相手に効いたことはどんどんやっていきたいと思います」
山本
――今日の勝因は何だと思いますか。
「いつもは点差がひらいてしまうと集中が切れてしまうのですが、今日は諦めずに泥くさいところを頑張ったことです。」
――今後どういうプレーをしていきたいですか。
「リバウンドなどの泥くさいところや、3Pシュートをしっかり決めてチームに貢献していきたいです。また、後藤選手とのハイローを練習しているので試合で生かしていきたいです」
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