女子が日大に勝利 リーグ優勝に大きく前進/関東大学秋季リーグ戦

2024.09.29

 5日かけて実施される関東大学秋季1部リーグ戦は後半戦に突入。男女ともに日大と対戦し、男子は敗れたものの、女子は勝利しリーグ制覇に向けて大きく近づいた。

◆9・19、21〜22、28~29 関東大学秋季リーグ戦(日体大米本記念体育館)
▼男子
 藤原〇2-1花田
 武田〇2-0阿部
 宮下怜・栁川組0-2〇後藤・阿保組
 荻原・佐藤組0-2〇稲川・縣組
 中川0-2〇石原

▼女子
 杉山〇2-0佐々木
 小原未1-2〇田中
 亀井・石井組0-2〇後藤・牧野組
 本田・小原陽組〇2-1山浦・森本組
 田代〇2-0今田

 男子の第1シングルスに出場した藤原睦月(商2=埼玉栄)は、第1ゲームを13―21で落とすも、第2、第3ゲームで巻き返し、逆転勝利を収めた。続く第2シングルスでは武田航太(政経4=埼玉栄)が出場。序盤、連続で5点を失い0―5と厳しい展開となったが、冷静に立て直し21―19で第1ゲームを制した。第2ゲームではプレーを修正し、21―9で圧勝した。この時点で明大は2勝をあげ試合の流れをつかんだようにみえたが、日大の粘りに苦しめられ、ダブルスで勝利を得られなかった。第1ダブルスの宮下怜(政経3=埼玉栄)・栁川蓮(商3=瓊浦)組と、第2ダブルスの荻原聖也(政経3=ふたば未来学園)・佐藤瑠活(政経1=東大阪大学柏原)組は、ともにストレートで敗戦。試合の行方は第3シングルスの中川友那(商1=埼玉栄)に託されたが、惜しくも勝ちきれず男子は2―3で日大に敗北した。

 一方、女子は接戦の末、見事な勝利を飾った。第1シングルスは杉山凛(文3=西武台千葉)は終始冷静なプレーで試合をリードし、ライン際への技ありのショットでストレート勝ちを飾った。続く第2シングルスには小原未空(政経1=埼玉栄)が出場。第1ゲームこそ21―17で勝利したが、第2、3ゲームで勢いを失い逆転負けを喫した。第1ダブルスの亀井菜杏(農2=聖ウルスラ学院英智)・石井夢楓(政経2=埼玉栄)組はストレートで敗北し、明大は2敗し窮地に追い込まれた。絶対に負けられない第2ダブルスには、本田胡桃(政経4=埼玉栄)・小原陽夏(農3=とわの森三愛)組が出場。前半のミスが痛手となり第1ゲームを16―21で落とした。第2ゲームは序盤から点を重ね、リードを守り切り勝利。第3ゲームは接戦の中、本田胡の強烈なスマッシュでリードを奪い、そのまま勝利を決めた。試合の行方は第3シングルの田代葵楓(商3=埼玉栄)に託された。田代は終始相手を圧倒しストレート勝ちで勝利を収めた。女子は3―2で日大に勝利した。

 男子はリーグ戦で2敗目を喫し、リーグ制覇への道が混迷を極める結果となった。一方、女子は東日本学生選手権で敗れた日大にリベンジを果たし、4連勝を達成。優勝に向けて大きく前進した。29日には最終戦が行われ、男子は日体大、女子は筑波大と対戦し、関東王者が決まる。

[武田隼輔]

試合後のコメント
藤原
――ご自身の試合の振り返りをお願いします。
 「第1ゲームの入りがあまり良くなくて、集中できていなかったのが反省点です。第1ゲームの入りで、自分が第1シングルスを任されているという自覚が少し足りなかったと思います。技術的な問題というよりも、精神的に乗り切れていなかった感じです」

――次戦は日体大戦です。日体大は東日本学生選手権で敗れた相手ですが、どんな印象を持っていますか。
 「日体大は部員数が多いので応援が大きく気持ち的に押される場面がありました。こちらが少人数だったこともあって、そういう展開になるのは仕方ないと思いますが、それでも明治のみんなが一丸となって戦っていかなければならないと思います」

――最終戦に向けて意気込みをお願いします。
 「優勝できるかどうかは分からないですが、みんなでしっかりと5―0で勝ち切りたいです。優勝は得失点差で決まるかもしれませんが、優勝争いに加わりたいと思っています」