
(3)「不器用が自分らしさ」――仲田和雅
自信を獲得
仲田は「高校時代はフォアとフットワークを中心に戦っていた」。そんな自分の卓球が大学卓球界の最高峰・明治で「どれだけ通用するのか知りたい」という思いで明治の門をたたいた。しかしその一方「本当にそれだけの技術で通用するのか」。疑問は常に頭の中にあった。実際に入学すると、その不安は的中。全国の有数の選手たちが集まる明治には彼を超えるセンスの持ち主が多数いた。その中でレギュラーになるために苦手だったバックを試みるも、うまくいかず、周りの選手と技術の差を痛感し、いら立つ毎日。「どうやったら勝てるのか」。そこで感じたのは「バックはそこそこでいい。自分の武器はフォアとフットワーク」。バックは確かに得意ではないかもしれない。しかし、仲田にはその短所を補うほどの鋭いフォアハンドとフットワークがある。 「不器用な卓球だとは思うけど、それが自分らしさ」。それから仲田は自分の長所の強化に努めた。そして手にしたのは「明治でも通用する」という自信。入部当初は不安だらけだった男が今では部内リーグでも上位にくい込み、自信だけでなく、実績も徐々に積み重ねている。
憧れの舞台
だが、それでも「見ているだけで緊張する」とまだリーグ戦で戦う自信はない。しかし、仲田はきりっとした目つきで続けてこう言った。「だけどいつかは揺るがない自信を手に入れて、夢の舞台に立ちたい」。入学前は不安だらけだった。しかし明治という環境だからこそ気づくことができた自分らしさ。前を向いてひたすら練習する彼なら、いつか確固とした自信を手に入れることができるだろう。不器用でもいい、仲田にしかできない卓球で夢の舞台を目指す。
◆仲田 和雅 なかだかずまさ 商2 小高工高出 167cm・57kg
<戦型>右・シェーク・フォア裏、バック裏・ドライブ型
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