
中大にあと一歩届かず 秋季リーグ初のストレート負け/秋季関東大学1部リーグ戦
秋季関東大学1部リーグ戦(秋季リーグ戦)7戦目は、春季リーグと東日本大学選手権(東日本インカレ)優勝と現在2冠の中大との対戦。第1、3セットではデュースまで粘るも0-3でストレート負けを喫した。
◆9・7~10・27 秋季関東大学1部リーグ戦(順大さくらキャンパス第3体育館他)
▼9・28 対中大戦(順大さくらキャンパス第3体育館)
明大0{26―28、22―25、25―27}3中大〇
〈スターティングメンバー〉(ローテーション順)
S近藤蘭丸(文3=東福岡)、OH佐々木駿(商3=土浦日大)、ⅯB金田晃太朗(政経4=駿台学園)、OP坂本雄大(政経4=市立尼崎)OH岡本知也主将(政経4=五所川原工)、MB黒澤孝太(政経3=明大中野) 、Li前嶋悠仁(法3=日本航空)
日体大戦にて秋季リーグ初の敗北を味わった明大。7戦目の中大とは、東日本インカレ決勝以来の再戦となった。坂本の強烈なスパイクで先制した明大だったが、相手に流れをつかまれ、5点を追いかける厳しい展開に。鋭いスパイクやクイックで得点を重ね、金田、佐々木のブロックが炸裂(さくれつ)するも点差は縮まらず先にセットポイントを取られる。諦めずに食らいつく明大は、3連続得点で追い上げデュースに。しかし中大の堅い守備、強力なスパイクに対応できず26-28で第1セットを落とした。
続く第2セット、一時はリードする場面もあったが、中盤以降は主導権を握れず。22-25でこのセットも献上した。後がない第3セット。序盤は岡本のプレーが光る。ブロックの隙をついた冷静なスパイクで6-6と同点に。さらには豪快なサーブで相手コートを打ち抜き逆転。その後4連続得点を許すも、16-15の場面で近藤のロングトスから岡本が鋭いクロスを繰り出す。流れに乗った明大は長いラリーを制し、その勢いのままセットポイントを先取。しかし、3枚ブロックをものともしない相手の強烈なクロスから連続得点を奪われ24-25と絶体絶命の状況に。粘るも最後はブロックに阻まれ25-27で試合は終了した。「取れるところを取り切れなかった。自分たちのバレーができなかった」(近藤)。今大会初のストレート負けとなった。
全セット接戦を繰り広げたものの、あと一歩が足りなかった。「全体的にサーブの効果をもっと出していきたい。守備の堅いチームに対してしっかり点を取れるようになっていく必要があると思った」(岡本)。連戦が続く今大会。翌日には順大との対戦が控えている。毎試合で得る気づきを糧にさらなる成長を続ける〝明治のバレー〟に期待したい。
[藤原茉央]
試合後のコメント
岡本
――中大はどんなチームでしたか。
「組織力がしっかりしているチームだと思いました。攻守の要の柿崎主将が主将として役目を果たしているなと感じたので、自分もそういう姿、それ以上の姿を見せる必要があるかなと思います」
坂本
――次戦への意気込みをお願いします。
「2連敗が続いていますが、落ち込んでも仕方がないので、勝てるように優勝目指して頑張ります」
近藤
――どのようなことを意識してトス回しをしていましたか。
「中大さんはミドルが良くて、我慢強くリードブロックしてくるので幅広く攻撃を展開する。ミドルを通すということを意識してトスワークしました」
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