桐蔭横浜大に1―1 痛み分けも首位浮上/関東大学1部リーグ

2024.09.26

 悪天候により延期された第12節・対桐蔭横浜大戦がホームで開催された。26分に先制点を挙げるも直後に失点。その後は決定機をつかめず痛み分けとなったが、得失点差から明大は首位に浮上した。

 「何が何でも勝って首位を取りにいくという気持ちで挑んだ」(林)。そう意気込み迎えた26分、林が放ったシュートが相手の足に弾かれるも冷静にフリースペースに押し込んだ。「ゴール前の迫力や執念というところで結果が出せた」(林)。しかし32分にDF陣のスキを突かれて痛恨の失点。「スローインから全員が少しバラバラになった部分が失点した一つの要因」(島野)。その後は両者ともに得点が生まれず、1―1で前半を折り返す。

(ボールを持ち運ぶ常盤)

 決勝弾が欲しい後半は3バックに変更。「一対一でミラーゲームになるので、そこで押し込めと指示した」(栗田大輔監督)。63分、中村が出したパスに反応した島野がゴールを狙うもわずかにコースがそれる。73分にも島野が強気のシュートを放ったが得点ならず。その後はCK(コーナーキック)を立て続けに獲得して果敢に攻めたが、勝ち点3を取りにいく重要な今節を痛み分けで終えた。「今日の目的は勝って首位を取ることだった。勝ち点1での首位は想定していなかった」(栗田大監督)。「今シーズンを振り返ってみると、大事な試合でことごとく勝てていない。結果が出せていないところが今年の弱さや甘さ」(中村)と課題が多く見つかった一戦となった。

(決定機を狙う中村)

 リーグ戦は後期に差し掛かりここまで9勝5分と唯一の無敗である明大。今試合は勝利できなかったが、勝ち点で並ぶ筑波大に得失点差が上回っているため首位に浮上した。また、総得点数は39と他を寄せ付けない圧倒的な攻撃力を誇っている。「全勝しないと優勝が見えてこない」(島野)。日々追い求める〝明治のサッカー〟で「アミノバイタル®」カップに続く2冠目をつかみ取りたい。

[田上愛子]

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