
法大に完勝で最高のスタート/春季関東学生1部リーグ戦
終了のブザーが鳴り響くと同時に、フィールドもベンチも飛び上がって喜びをあらわにした。春季リーグ初戦の法大戦。昨年のインカレ準優勝でもあるこの強豪相手から、見事勝利をものにした。
春季リーグは本学にとって厳しい組み合わせだ。法大に加え、秋季の関東覇者・山梨学大と同じ組となる。しかし小池コーチは法大戦勝利のあと「予定通り」と自信の表情。いったいこれまでとどこが変わったのだろうか。
法大相手には04年以降公式戦で勝てていない本学。この日もリーグ初戦から厳しい試合内容が予想されたが、この日の明治は違った。前半から果敢に攻めの姿勢を見せた。ルーキーの若槻(商1)、藤田(営1)が前線で高い技術力で存在感を見せれば、後方からは橋谷(営4)がオーバーラップを仕掛け、辻本(農4)が大声を出し指示するなど、学年に関係なくそれぞれが持ち味を見せる。橋谷のロングパスから決定機が生まれるなど、チャンスは多いがものにできない。時間は前半30分を過ぎたあたり、するとここでルーキーが状況を打破してみせた。若槻が右サイドを個人技で突破すると、そのままボールは藤田へ。ゴール前で確実に決めていき、見事1得点へつなげた。
後半になっても本学は、沼田(法3)や中尾(法2)が何度もゴール前へ行くも、あと一歩を決めきれない。逆に一気にカウンターを受ける場面もあったが、中盤に運動量のある徳島(理工2)、DFの橋谷などが気迫あるプレーで着実に潰していった。またGK長岡(営2)の勘もさえ渡る。声を出し随所で好プレーを見せ、圧巻だったのはこの試合で4度もあったペナルティ・コーナーをすべて防いだことだ。攻守にわたり最後まで集中力を切らさなかった本学は、完封勝利という最高の結果を迎えた。
春季リーグは本学にとって厳しい組み合わせだ。法大に加え、秋季の関東覇者・山梨学大と同じ組となる。しかし小池コーチは法大戦勝利のあと「予定通り」と自信の表情。いったいこれまでとどこが変わったのだろうか。
法大相手には04年以降公式戦で勝てていない本学。この日もリーグ初戦から厳しい試合内容が予想されたが、この日の明治は違った。前半から果敢に攻めの姿勢を見せた。ルーキーの若槻(商1)、藤田(営1)が前線で高い技術力で存在感を見せれば、後方からは橋谷(営4)がオーバーラップを仕掛け、辻本(農4)が大声を出し指示するなど、学年に関係なくそれぞれが持ち味を見せる。橋谷のロングパスから決定機が生まれるなど、チャンスは多いがものにできない。時間は前半30分を過ぎたあたり、するとここでルーキーが状況を打破してみせた。若槻が右サイドを個人技で突破すると、そのままボールは藤田へ。ゴール前で確実に決めていき、見事1得点へつなげた。
後半になっても本学は、沼田(法3)や中尾(法2)が何度もゴール前へ行くも、あと一歩を決めきれない。逆に一気にカウンターを受ける場面もあったが、中盤に運動量のある徳島(理工2)、DFの橋谷などが気迫あるプレーで着実に潰していった。またGK長岡(営2)の勘もさえ渡る。声を出し随所で好プレーを見せ、圧巻だったのはこの試合で4度もあったペナルティ・コーナーをすべて防いだことだ。攻守にわたり最後まで集中力を切らさなかった本学は、完封勝利という最高の結果を迎えた。
「今日はみんな気合いが入っていた。0点に押さえた意味は大きい」(小池コーチ)。これまで本学にまとい続けた問題が、気持ちの無さだ。技術はどこよりもあると言われる本学だが、気持ちが伴っていないため、勝てる試合を落としたり、集中力を切らして立て続けに失点する場面が多かった。部員のモチベーションも差が開き、とても組織プレーが成り立つ状態ではなかった。しかし今年は小池コーチと野原主将(法4)を中心に、徹底して厳しい姿勢で練習を敢行。私生活から気を引き締めることで、部の改革を図った。その結果「精神力がつき始め、自信が出てきた」(小池コーチ)。試合前や休憩時も選手から盛り上げる声が聞かれ、気持ちの高さがあらわれた。また、ルーキー加入により「層が厚くなって、臨機応変に交代して効率良く攻撃できるようになった」(伊藤・理工4)と言うように、選手層の厚みも大きい。チーム状態も良く、最高のスタートが切れたと言って良いだろう。
「今年は優勝を狙う」(沼田)。そう話す彼らからは、昨年までには無かった自信が感じられた。今年は期待せずにいられない。
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