高い守備力で早大に快勝/エイワ杯関東大学リーグ戦

 エイワ杯関東大学リーグ戦4戦目の相手は早大。攻撃面では大量7得点、守備面でも堅固さを見せ、早大を圧倒した。第1Pから先制点を奪った明大はその後も追加点を重ね、早大を寄せ付けない圧巻の試合運びで見事勝利を果たした。

◆9・8~12・1 エイワ杯関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ他)
▼9・22 対早大戦(東大和スケートセンター)
〇明大7{2―0、4―1、1―0}1早大

 攻守がかみ合い、見事開幕4連勝を達成した。第1P、FW岸本航太(政経2=白樺学園)が至近距離からシュートし、幸先良く先制点を奪う。流れをつかんだ明大はFW花田匠(政経3=駒大苫小牧)のシュートでさらに追加点を獲得。途中相手の激しい攻撃により危うい場面もあったが、全員が一丸となって守り切り、第1Pは無失点で終了。「序盤を特に意識して、明大の攻撃ができるように声掛けをした」(FW大竹広記主将・営4=白樺学園)、「監督やコーチに1発目のシュートは止めるよう言われていたので、全員で意識してやったことをしっかり出せた」(GK渡邊周・文4=武修館)とチームの団結が生きたスタートになった。

 第2Pは開始直後から2連続でキルプレーという苦しい展開が続く。その中で明大は「(キルプレーが)4分間という長い時間だったが、1発目を止めた後のリバウンドの処理や反応を意識した」(渡邊)と冷静に守備に徹する。スコアが動いたのは第2P開始7分。相手の守備のほころびを見逃さず、大竹が滑らかにゴール。「チームが勝てればいいと思っている中、自分自身も決められたので、良かった」(大竹)。その後さらに2点を追加し、さらにFW天明海太(商1=北海道清水)の放ったパックがゆっくりとゴールに吸い込まれる特殊なシュートで得点。観客を大いに沸かせた。「オウンゴールみたいな感じでたまたま入ったが、結果的にゴールにつながったので良かった」(天明)。第2Pは6―1で終了し、早大との差を大きく広げた。

 迎えた第3P。前半は両者一歩も譲らない展開が続く。しかし、この状況を打開したのは力強いゴールを決めたFW渡邉力輝(商2=埼玉栄)。その後は相手に点を取らせず、7―1で終了。通常よりシュート数が少ない中、正確な攻撃で得点を重ね、さらに守備が光る試合となった。「次の試合から相手が強くなっていくので、しっかり序盤から足を動かして、明治らしい攻撃で全勝します」(大竹)。残る戦いでも勝利を収め、優勝への階段を駆け上がる。

[菊池紗更]

試合後のコメント
大竹
――試合全体を振り返っていかがですか。
 「いい攻撃ができたので良かったと思います」

――今大会では1年生も試合に出ていますが、主将としてどう見ていますか。
 「下の学年の底上げができているので、良いチーム状況になっているのかなと思っています。特に2年の岸本は今試合の1セット目で自分と一緒にプレーしていますが、遠慮もせずしっかりと点を決めてくれました」

渡邊周
――今回の試合でよかった点と反省点をお願いします。
 「1発目をしっかり止めたところが良かったと思います。反省点は相手がゴール前にシュートを見えなくするブラインドでいるときに反応が遅れてしまったことです。次の試合からレベルが上がってくるのでしっかり対応していきたいと思います」

――次回に向けて意気込みをお願いします。
 「次回からレベルも1段階上がってくるので、チーム全体で士気も上げつつ、プレーの質も上げてしっかりと勝ち切れるように頑張っていきます」

天明
――今回得られた収穫を教えてください。
 「今回、結構ゴールに絡めたので次からもっと自分でゴールを狙っていきたいです。次もチャンスがあればどんどんゴールに向かっていきたいです」

――法大戦の意気込みをお願いします。
 「次からもっと接戦になってくるので、チャンスで決め切って圧勝したいです」