久々の快勝! 圧倒的な強さ見せつけ男女アベック優勝/東日本学生選手権兼関東学生選手権秋季大会

2024.09.24

 9月19日より4日間にわたって東日本学生選手権兼関東学生選手権秋季大会が開催された。男子女子ともに総合優勝を果たし、ますます強くなった明大の力を見せつけた。

◆9・19~22 東日本学生選手権兼関東学生選手権秋季大会 (栃木県ライフル射撃場)

▼男子総合
明大——1位

女子総合
明大——1位

[男子]

 計3561.3点で総合優勝を果たした。ライバルである日大とは20点以上の差をつけ、久々に快勝。優勝に最も貢献したのは10mエアライフルと50mライフル3姿勢で2冠を達成した関口慈英(政経3=国際学院)だ。「練習量と成績は比例するなって、身をもって感じられたのがよかった」。久々の総合優勝については「やっと1位を取れたのか。遅いなというのが率直な感想。勢いのある関西の大学にも負けていられないので、ここで一回気を引き締めて、またみんなで頑張っていきたい」と振り返る。常に前進し続けるストイックな姿勢を見せた。4年生の鈴木航太(国際4=横須賀総合)は22日に行われた50mライフル3姿勢ファイナルに出場。惜しくも4位となってしまったものの「スランプから抜け出す糸口をつかめた」と語る。久々の優勝というだけではなく、選手一人一人が収穫を得た大会になった。

[女子]

 計3556.2点で男子と並んで総合優勝。10mエアライフルファイナルには明大から三浦莉桜(商4=足羽)、野畑美咲(商3=由布)、山本麻綾(国際3=下館第一)の3名が出場。明大同士で優勝を取り合うハイレベルな戦いとなった。2人に競り勝ち、1位となった三浦は「素直に言えばまだいけたなっていう気持ちが大きい。出だしが悪く苦しい場面もあったので、そこがまだ自分の弱みかなと思う」と冷静に振り返る。惜しくも2位となった野畑は「力を出しきれなかった」「次戦の国スポ(国民スポーツ大会)では修正したい」と悔しさをにじませた。シーズン初期から安定して好成績を残し続けてきた女子。今大会でも明大の圧倒的な実力を見せつけた。

 今シーズン初めての男子女子総合優勝を果たした明大射撃部。夏季の特訓を乗り越え、一回り大きくなった姿を見せてくれた。シーズン後半も高い実力とチームワークで駆け抜ける。

[中村慈詠]

試合後のコメント
関口
——射撃中のメンタル管理の方法や意識したことはありますか。
 「自分はメンタルが弱いので、逆に自分は強いんだと言い聞かせながら頑張りました」

鈴木
——今後への意気込みをお願いします。
 「4年目なので自分のできる全てを出し切って、それで成績がついてきたら一番うれしいかなとは思います」

三浦
——総合で男女アベック優勝を果たしましたがチーム全体の評価はいかがですか。
 「前回の試合で男子が負けてしまったっていうところで、よく取り返してきたなと感動しました。次の代のことを考えると明大の未来は明るいなと安心できる結果だったと思います」

野畑
——パリ五輪を経てからの学生大会でしたが、何か意識していたことはありますか。
 「パリ五輪に出場したことで、周りの人に声を掛けてもらうことが増えました。最初はどうしてもプレッシャーを感じてしまう部分もあったんですけど、今回は五輪後3回目の試合だったので、そこまで感じなかったです」