
明大でワンツースリーフィニッシュ!/日本学生選抜スポーツ射撃競技大会
6月14日から6月16日の3日間にわたって、日本学生選抜スポーツ射撃競技大会が開催された。女子は最終日に行われた10エアライフル立射決勝において、ベスト3を独占し、春季大会の勢いを維持して好成績を収めた。男子は河本弦希(法2=鶯谷)がジュニア新記録を出すなど活躍を見せた。
◆6・14~12 第26回 日本学生選抜スポーツ射撃競技大会(栃木県ライフル射撃場)
▼男子総合
明大——2位
▼女子総合
明大——1位
[男子]
中央大に惜しくも優勝を譲ってしまった本大会を、内田英寿主将(商4=明大中野)は「後輩部員も点数が伸びてきたように感じる。各々の弱点や課題点が多く見えた試合だった」と新体制で臨む試合の成果と課題を振り返る。また、本大会でジュニア新記録を出した河本は、記録更新の要因を「主将の内田先輩やレギュラーの関口(慈英・政経3=国際学院)先輩に声を掛けてもらっていたおかげで、自分ならできるって自分に言い聞かせて撃つことができた」と語る。関口は野畑美咲(商3=由布)とともに10mエアライフル立射ミックスに出場し、2連覇を勝ち取った。「3連覇をできるように質の高い練習続けることと、自分の課題を夏の合宿でつぶしていきたい」「自分は欲まみれの人間なので、もっと無欲で自信のある射撃ができたらなと思います。」とストイックに次への意気込みを示す。
[女子]
女子は総合1位を獲得し、強豪校の威厳を見せつけた。特に目を見張るのは10mエアライフル決勝において、ベスト3を野畑、三浦莉桜(商4=足羽)そしてルーキーの泰地陽詩(商1=城南)の明大勢で取り合う展開になった場面だ。試合は三つ巴の激戦となり、中盤から終盤は小数点差で順位が変わる非常にハイレベルな戦いに。最後は野畑と三浦の一騎打ちの形となり、2度にわたるシュートオフの結果、三浦が1位に。接戦を制した三浦は「みんなこの試合に向けてしっかり調整して来ていたなっていうふうに思います。そして下級生はかなり点数が伸びてきているので、あと約半年ぐらいで出て行く身としてはすごく楽しみだなと思います」と射撃部の強さの秘訣(ひけつ)と後輩たちへの期待を語った。
本試合のインタビューでは、本大会で得られた課題についての話題が多く上がった。選手各人が抱いた課題を克服し、夏の大会での今以上の躍進を見せてくれることを期待している。
[中村慈詠]
試合後のコメント
内田
――チーム全体の成績にはどのような印象を抱かれていますか。
「後輩部員も点数が伸びてきたなっていうふうに感じますし、 女子の団体においても素晴らしい成績を収められたので、男子も頑張っていきたいなっていうふうに思います」
河本
――今大会で得られた収穫をお願いします。
「他大学の選手がよく成長している姿を見ていてとても良い刺激を受けました。切磋琢磨し合う仲間がいないと本調子が出ないと実感しました」
関口
――今後の目標を教えて下さい。
「目指すはオリンピックなので、パリは無理でしたが、ロスを狙って積み上げていきたいと思います」
三浦
――今後の目標を教えて下さい
「明大射撃部として、学生選抜や男女総合優勝と連覇の懸かっている全日本学生選手権の方に向けてしっかり練習していきたいと思います」
野畑
――決勝を振り返って感想はいかがですか。
「今回はあまり点数が良くなくて、後半で良くなったのですが、 シュートオフ2回というのはあんまりない機会だったので、すごくいい練習になりました」
泰地
――決勝戦に明大勢3人で表彰台に乗った感想はいかがですか。
「さすが明大だなと思いました。射撃の強豪校である明大の中で頑張ることでより成長できるかなと思って入学を決めたので、決勝もすごく接戦した試合ができて、もっともっと頑張ろうって思うことができました」
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