課題残る、初白星/関東大学選手権

 今年度初戦の相手は真っ赤なユニフォームの日大。今朝、世界選手権の行われた札幌から帰ってきた梁取アイスホッケー部門主将(政経4)を加え、ほぼベストメンバーで臨んだ本学だが、調子は振るわず、3-1。「日大の調子がよく、GK寺島(政経2)がいなければ5点ぐらい入れられていた。このままでは次は勝てない」(藤井コーチ)と内容は決していいものではなかった。

 昨年からメンバーにほとんど変化はない今年の明治。他大よりは安定したプレーが見れるとの期待も、試合開始とともに不安にかわる。

 第1ピリオドは日大が一方的に攻める形になった。明治のルーズなパスを拾い速攻をかける。リンクを広く使っている明治が反応し追いつくころにはシュートし、GKの寺島が一人でパックを止める。明治が攻撃に移ろうとも、なかなかパスが繋がらない。パスを出して、ゴールに近づこうとするが、乱れたスキを日大が狙い、滑り込みパックを奪う。「日大のFWがうまくプレッシャーをかけてパスを出すタイミングを遅くさせている」(藤井コーチ)。ほとんど明治の攻撃の形を見ることなく第1ピリオドは終了。
 第2ピリオド、休憩が入り頭を整理させたのか、中盤草野から出たパスをワンタッチで古市(政経2)がシュート。その後、速攻をかけた江端(法3)からゴール直前出されたパスに高田(政経4)があわせて鮮やかに2点目を入れた。全員でリンクの端から端まで走っていた日大にも疲れがみえたのか、後半から徐々に明治が日大のゴールを脅かす。
 徐々に明治の流れになってきた第3ピリオド。3点目を長岡が決めるも、その後すぐ日大に1点を許してしまう。

 試合は日大ペースから、徐々に明治の流れに持っていけたものの、課題は多く残った。試合前は掛け声を出し気合を入れた本学であったが、あまりにもかみ合わないプレーが続きベンチからの声も次第に小さくなっていった。「気持ちが足りない。負けたくないではなく、勝ちたいという気持ちが伝わってこない。技術などはすべて教えた。あとはコンディションの問題」(藤井コーチ)。

 次の相手は、本日日体大を16-0で下した東洋大。得点力の差は数字を見ただけでも明らかだ。次の試合、「勝ちたい」プレーが見れるのか。今回の試合を反省しよく考えてもらいたい。

◆明治メンバー◆

<1セット目+GK>

ポジション 背番号 名前/C・A 備考
GK 31 寺島悠介 藤井コーチが選ぶ本日のベストプレーヤー
RW 19 近藤勝将 背番号を高校時代の19に変更
CF 22 田中 遼 明治のポイントゲッター。兄は西武で活躍中
LW 20 牛来建都 春から1セット目浮上
RD 21 赤坂優輔 1年次から1セット目をはっています
LD 77 梁取慎也  昨日世界選手権を追え、早朝の便で合流

<2セット目>

ポジション 背番号 名前/C・A 備考
RW 16 高田昌虎 
CF 14 江端勇人 本日アシスト2回 プレーはいつも安定しています
LW 61 土屋輝幸
RD 坂田 駿 背番号を高校時と同じ4に変更
LD 長岡佑弥 ディフェンスながら得点力あります。背番号を8に変更

<3セット目>

ポジション 背番号 名前/C・A 備考
RW 11 角橋裕樹 お父さんは元日本製紙クレインズのプレーヤー
CF 39 草野 作 
LW 18 古市達也
RD 12 今川征治
LD 草森雅弥 183cmの長身プレーヤー