
(女子)住吉2位、江川3位 悔しさ残るSP/東京選手権
東京選手権の初日にはシニア女子SP(ショートプログラム)に明大から5人が出場した。前回王者の住吉りをん(商3=駒場学園)はジャンプのミスが重なったものの60.94点で2位につける。3位には江川マリア(政経3=香椎)、12位に元榮愛子(商2=目黒日大)、15位に堀見華那(商4=愛知みずほ大瑞穂)、28位に山﨑舞美(商1=釧路湖陵)がつけ、4人がFS(フリースケーティング)に進出した。
◆9・21~23 東京選手権(三井不動産アイスパーク船橋)

昨年度の東京選手権を制した住吉。連覇を狙う今年度は『Un homme qui me plaît』に合わせて、力強く優美な滑りを見せた。最初のダブルアクセルは余裕をもって成功させたが、2本目はトリプルフリップがオーバーターンとなってしまい、なんとかコンビネーションとしたものの大きな減点を受ける。最後のトリプルルッツでも転倒してしまうなど、ジャンプでは実力を発揮しきれなかった。それでも、長い手足を生かした華麗なステップとスピンではレベル4を獲得した。インタビューでは悔しげな様子をあらわにし「今日の反省点を修正して明日に臨みたい」と語った。

昨シーズンから継続のプログラムを滑る江川は、同じく継続となる可憐な衣装に身を包んでリンクに立った。冒頭、トリプルフリップのコンビネーションを付けられず、続くトリプルルッツも単独で降りてしまう。「もう少し冷静にやりたかった」と反省を見せた。しかしスピンではレベル4を獲得するなど本来の力を出し切った。ピアノの繊細な旋律と一体化したような滑らかな滑りで会場を魅了し、59.19点で3位につけた。FSでは培われた表現力で巻き返しを図りたい。

膝のケガから数カ月という中で今大会に臨んだ元榮。「緊張でガチガチだった」と話す中で、それを感じさせない堂々とした演技を披露した。冒頭のコンビネーションジャンプは成功させたが、2本目のトリプルルッツは両足での着氷となる。しかし、雄大な音楽を全身を伸び伸びと使った重厚な滑りで彩るとともに、3本目のダブルアクセルはしっかりと成功させる。最後は美しいレイバックスピンで締めくくり、東京夏季大会からの飛躍を見せた。

ラストシーズンの堀見は完璧な演技でFS進出を果たした。まず1本目のトリプルループ、続いてコンビネーションジャンプを軽やかに成功させ、音楽の世界観を表現する。最後のダブルアクセルはなんとか堪え、ジャンプを全て降り切った。スピンとステップでもしっかりと実力を発揮し、集大成となる今季への気持ちの強さを見せた。「力を抜いて思い切りいくことができたのは、あまり調子が上がっていない中でも結構良かった」と、演技後には会心の演技に安堵を見せた。

大学入学後初のブロック大会となった山﨑は、2週間前に股関節を痛め「思うように練習ができなかった」と万全の状態ではなかった。音楽が始まると軽やかなステップで演技を始め、冒頭のダブルアクセルをしっかりと着氷する。「1本目は今まで得意としていたジャンプなので、自信を持って思い切って飛ぶことを意識した」(山﨑)。しかし、続くトリプルサルコーを転倒、さらにトリプルトーループでも両手を突いてしまう。演技後には「ミスが目立っていた」と悔しさをのぞかせた。32.19点で28位となり、FS進出とはならなかった。
東日本選手権、全日本選手権につながる重要な大会である東京選手権。選手たちはそれぞれにベストを尽くそうと努力し続けてきた。FSではどのような演技を見せてくれるのか、期待が高まる。
[大島菜央]
試合後のコメント
住吉
――明日の意気込みを教えてください。
「ルッツにする代わりに、しっかり全てのジャンプをクリーンに決めて、大技がなくても自分がどのくらいの点数を出せるかというところを見たいと思うので、しっかりクリーンで全てそろえるというところを目指したいなと思います」
――精神力やジャンプ力など、ご自身にあと必要なのは何だと思われますか。
「やはりメンタルが一番かなと思います。メンタルといっても、昨年とかおととしみたいにあわあわしてしまって、いろいろなことを考えてしまうまま、気づいたら失敗していたとかではなくて。落ち着いてはいるのですが、その中で決め切るところができていないなと思うので、もう少しの段階なのかなと思います」
江川
――具体的にどういうところを見せていきたいですか
「曲調自体はすごく、ずっと同じ綺麗な曲調で流れていくプログラムだと思うので、その中でコロコロ表情を変えたり、あとは体の動かし方や緩急を変えたりして、最後まで見ていて飽きないプログラムにしたいなと思います」
――明日のFSに向けてはいかがですか。
「FSはSPより自信があるなと今季は思っているので、堂々と出られればいいなと思います」
元榮
――本日の演技を振り返っていかがですか。
「すごく緊張して。本当にもう、まずいかもと思ったわりには転ばずにまとめられたので良かったのかなと思います」
堀見
――ジャンプはほぼノーミスで、表現面の方も満足いく内容でしたか。
「最後のステップはジャンプが全部うまくいくと気持ちも乗ってくるので、大きく気持ちよく今日は滑れたかなというふうに思います」
山﨑
――大学に入って、初めて東京でのブロック大会ということでしたが、緊張などはされましたか。
「すごく緊張はしたのですが、2週間前に股関節を痛めて、最近思うように練習ができなくて。追い込むこともできないまま、この初めての東京ブロックを迎えて。試合数日前はすごく精神的につらかったのですが、そこで自分なりに気持ちを切り替えて臨めたので、緊張はしたのですが、その割に気持ち的には落ち着いて臨めたかなと思います」
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