
リバウンドの克服誓う 挑戦者として学び多き5連敗/関東大学女子2部リーグAブロック
リーグ戦5戦目は日女体大に挑んだ。部員数が多い相手チームの声援の大きさに圧倒されつつも、コートに立つ選手とベンチが一体となり、エネルギッシュなプレーを繰り広げた明大。第1Qではハイレベルな実力を備えた対敵相手に、その差を5点に抑えたものの、試合が進むにつれ点差は広がり、終始リードを許してしまった。2部Aブロック昇格後の初勝利は未だ実現していないが、今後の成長へ意味のある一敗となった。
◆9・4~10・27 第74回関東大学女子2部リーグAブロック(東町スポーツセンター他)
▼9・21 対日女体大戦(共栄大体育館)
明大62{23-28、9-24、13-20、17-13}85日女体大〇
スターターは、PG新林未悠主将(理工4=湯沢翔北)、PF山本涼菜(文4=浜松開誠館)、CF後藤葉の佳(理工3=鵠沼)、SF神山南帆(文3=白鴎大足利)、PG萩原加奈(文2=浜松開誠館)。
「スピードのあるドライブができるオールラウンダーの選手が多いイメージ」(神山)と語る日女体大に挑んだリーグ戦第5節。第1Qでは萩原の連続得点をはじめ、各選手が確実に得点を重ねた。特に中盤では、F尾花優心(政経1=下妻第一)が出場直後から積極的なオフェンスで仕掛け、3Pシュートを決めるなど、フレッシュな活躍ぶりを見せた。しかし、2部Aブロックの実力者・日女体大はそれを上回るペースで試合を展開。「最初からリバウンドで相手に流れを持っていかれてしまったことが、最終的な結果に響いたと思う」(尾花)と終始、主導権を握られたまま32―52で前半を折り返した。
開いた点差を縮めるべく臨んだ後半は、新林主将や山本ら上級生の適切な指示と、選手間の連携が光り、見事なパスワークを披露。ところが、相手の強固な守備に阻まれ、なかなか得点につながらなかった。また「スクリーンアウトを目標にしていたが、徹底できなかった」(神山)と振り返る通り、ゴール下でのシュートを許してしまう場面が目立った。最終Qは日女体大のブザービーターとともに試合終了。格上相手に苦戦を強いられ、またも黒星でコートを後にした。
今試合は、リバウンドに課題が残る内容となった。「リバウンドはチームとして永遠の課題であり、オフェンスとディフェンスの双方でリバウンドに対する意識を変えていかないとこれからも勝つことができないと思う」(神山)と改めて自分たちの弱みを実感した。それでも、相手のディフェンスのスキを突きゴールへ近づいたり、積極的に3Pシュートに挑んだりするなど、果敢に戦う姿が印象的であった。今日もかなわなかったリーグ戦初勝利を目指して、彼女らの挑戦は続く。
[寺井和奏]
試合後のコメント
神山
――後半のプレーを振り返ってみていかがですか。
「第3Qの始めにゾーンディフェンスを試みて、最初の1、2本は調子が良かったのですが、回を重ねるうちに効き目がなくなってしまいました。相手に3Pシュートを連続で決められたタイミングで、的確な動きができなくて、さらに点差をつけられてしまったと思います」
――次戦への意気込みをお願いします。
「次戦の順天堂大はスピードのあるチームなので、キャッチアップを速くして、ディフェンスからオフェンスまで自分たちのいい流れに乗っていきたいです」
尾花
――日女体大への対策はありましたか。
「ポストプレーが煩雑になったり、相手のディフェンスがプレッシャーになることを予想していたので、その点を突破できるように臨みました」
――次戦への意気込みをお願いします。
「リーグ戦1周目も残り2戦なので、明日は今日できなかったことを改善して勝ちたいと思います」
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