
攻守かみ合わず 早大に悔しい敗北/関東学生秋季1部リーグ戦
前節で関東学生秋季1部リーグ戦(秋リーグ)初勝利を挙げた明大。今試合は2勝目を目指し、宿敵・早大と激突した。前半はお互いに点を取り合い17―19でハーフタイムを迎える。後半ではミスが続き、さらに点差が開く。31―35で試合終了となり、連勝とはならなかった。
◆9・4~9・29 関東学生秋季1部リーグ戦(国士大多摩体育館他)
▼9・21 対早大戦(日大八幡山体育館)
明大31{17―19、14―16}35早大○
試合序盤は点の取り合いで接戦に。8分、栃尾佑(法2=北陸)がシュートを決めると、尾谷浩希主将(法4=愛知)の7メートルスローで同点に追い付く。直後に黒田耕太郎(法4=幕張総合)が速攻を決め2点リードに。しかしシュートミスが続き流れをつかめない。「両チームミスが続いているときに明治がペースを持っていけなかったところが良くなかった」(小嶋悠斗・営2=市川)とリードを守り切れず、逆転され17―19で試合を折り返す。
迎えた後半。開始4分間両チーム無得点だったが、5分、ディフェンス時に反則を取られ連続得点を許してしまい、一気に6点ビハインドに。「相手の速攻やポストのスライドに対して足を動かしてハードワークするディフェンスで守らないといけなかったが、ハードワークしてアグレッシブに出た分、裏目に出てしまうことが多かった」(尾谷)。巻き返したい明大は11分に小嶋が3連続得点を決め、チームに活気をもたらす。ディフェンスの陣形を途中で変えるなど挽回を試みたが、追い付くことができず31―35で敗北を喫した。
試合を通してパスミスやシュートミスが目立ち、悔しい敗戦となった早大戦。次戦の相手は全日本学生選手権3連覇中の中大。「この前の日体大戦の時のように全員足を動かして諦めず挑めば勝てると思う」(向谷内海都・営2=氷見)。秋リーグも残り2戦、下を向くことなくチーム一丸となり戦う。
[木曽琴乃]
試合後のコメント
尾谷
――試合後のミーティングではどんな声かけをしましたか。
「結果は後からついてくるから、もう楽しんでやっていこうっていう話をしました。前節いい試合して、その勢いに乗りたかったんですけど、自分たちで流れを悪くしてしまいました」
――ご自身のプレーを振り返っていかがですか。
「声をかけ続けて、僕がチームを勢いづけるプレーをできたらなと思ったんですけど、できなかったのは反省点です」
小嶋
――個人で意識したことを教えてください。
「前の試合でもそうだったんですけど、チーム全体として楽しくできているときは形として良いので、自分がチームの雰囲気を変えることを意識しました」
――後半はご自身が3連続得点を決めました。
「明大は点差が離れると諦めてしまうところがあります。そこでもう一度自分たちの雰囲気にしていけるようなところは良かったんですけど、いまいち流れを変え切れず、もう一押しできれば良かったなと思います」
向谷内
――率直な感想をお願いします。
「正直、勝たないといけない試合だったんですけど、試合の出だしでも中盤でミスが多かったです。自滅というか、自分たちのミスで苦しい展開が続いたなと思います」
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