秋季リーグ開幕戦 男女そろって白星スタート/関東大学秋季リーグ戦

2024.09.20

 先日行われた東日本学生選手権(東インカレ)の団体戦では、男女アベック優勝を果たした昨年度から一転、ベスト8と不完全燃焼に終わった明大。その悔しさを晴らすべく課題を修正し挑む関東大学秋季リーグ戦(秋季リーグ)の初戦、男子は法大、女子は早大と対戦。3-2で勝利し好発進を切った。

◆9・19、21〜22、27~28 関東大学秋季リーグ戦(日体大米本記念体育館)
▼男子
藤原〇2-0桑原
武田〇2-1田中
宮下怜・栁川組〇2-0櫻井・南本組
荻原・佐藤組0-2〇江頭・奥組 
尾藤0-2〇小野
▼女子
杉山0-2〇岡本 
小原未〇2-0黒川
亀井・石井組1-2〇石橋・岡本組
松本・宮下彩組〇2-0尾﨑・黒川組
竹内〇2-1中澤

 男子の第1シングルスは藤原睦月(商2=埼玉栄)。第1ゲームからデュースと白熱した試合が繰り広げられる。藤原は高い打点から角度のあるスマッシュ攻撃で第1ゲームを22-20で先取すると、その波に乗り第2ゲームも勝ち取った。第2シングルスに出場した武田航太(政経4=埼玉栄)は第3ゲーム、20-14と勝利まであと1点のところで6連続失点し、デュースに持ち込まれる。しかし次の1点を奪うと、最後は勢いのあるスマッシュが決まり、白星をつかんだ。

 第1ダブルスには宮下怜(政経3=埼玉栄)・栁川蓮(商3=瓊浦)ペアが登場。東インカレの個人戦でも対戦し、黒星を喫した相手と早くも再戦のチャンスが訪れた。先日の試合での反省を生かし「相手の櫻井選手のスマッシュがとても速かったので、できるだけ(スマッシュを)打たせないように、パートナー(栁川)がどんどん前に入ってくれたので、自分は後ろからミスしないように冷静に打ち続ける形」(宮下怜)で得点を重ねる。第1ゲームを21-18で先取すると、第2ゲームも21-16でストレート勝ちを収め、見事に借りを返した。

 第1シングルスを落とした女子は、第2シングルスの小原未空(政経1=埼玉栄)が圧倒的な力を発揮した。相手をコート内で前後左右に揺さぶり、自分のペースをつくる。序盤から連続得点で点差をつけ、ストレート勝利を飾った。ダブルスは1勝1敗に終わり、勝敗の行方は第3シングルスの竹内紅葉(農1=札幌静修)に託された。ルーキーの竹内は今試合が初の団体戦。「すごく緊張していて、これで自分が負けたら自分の責任だし、とりあえず、とても緊張していたので、最初はカチカチだった」(竹内)。第1ゲームを接戦の末に落とし、後がなくなった第2ゲーム、19-20と相手にマッチポイントを握られる展開に。しかし竹内が粘り強く戦い、1点を返してデュースにすると、24-22でゲームを奪う。第3ゲームは「相手が疲れていたので、もう入れるだけってことを考えてやるとうまくいった」と竹内のスマッシュやヘアピンが次々に決まり、21-10で試合を決めた。1年生の小原未と竹内の活躍が勝利へと導いた。

 昨季は惜しくも準優勝に終わった女子。東インカレの悔しさも糧に、今季は男女そろって表彰台の頂点に立つことができるのか。次戦以降も明大から目が離せない。

[塩谷里菜]

試合後のコメント
宮下怜
――今日の良かったところと反省点を教えてください。
「良かったところは、東(インカレ)の時よりも冷静に相手を見れて落ち着いてプレーできたところです。悪かったところは、どうしても自分あまりレシーブに行ってないので、レシーブになってすぐあげてしまうところとか、もう少し沈めて落としていけた部分があったのかなと思います」

竹内
――団体戦に出ることが決まったのはいつごろですか。
 「2日前の夜です。出たいと思っていたけど、責任も負わないといけないので結構ずっと緊張している感じでした」

――次戦の意気込みをお願いします。
 「チームで一丸となって、自分が試合に出た時も盛り上げられるように頑張りたいです」