リーグ戦後コメント/関東大学男子1部リーグ戦

2024.09.20

 関東大学男子1部リーグ戦(リーグ戦)最終戦の筑波大戦で惜しくも敗れ、最終順位を4位で終えた明大。こちらの記事では今大会で代替わりを迎える4年生である飯田翔主将(商4=足利大付)、太田翔(法4=大分舞鶴)、鈴木久統(政経4=湘南工科大附)のリーグ戦後インタビューをお届けする。(この取材は9月15日に行われたものです)

――明大硬式庭球部での活動を振り返っていかがですか。

飯田「一言で言ったら、明大に入っていい同期に巡り会えて、良かったなと思っています」

太田「4年間振り返って長かったですが、今思えば早かった、少し早かった4年間だなと思いました」

鈴木「1年生の時から辛い時期もあったんですけど、こうやって最後王座(全日本大学対抗王座決定試合)には行けなかったですが、やり切れてすごく充実していた4年間だったなと感じます」

――大学生活の4年間で特に印象に残っている試合や大会はございますか。

飯田「僕は1年生の時の最初のリーグ戦で4―4で懸かった試合だったんですけど、それで勝って、4年生をそこで引退させなかったところと、慶大戦で翔(太田)と組んで、インカレ優勝の相手に勝てて、みんなが喜んでいて幸せだなと感じました。その2試合が僕は印象的ですね」

太田「新進(関東学生新進選手権)での優勝が一番ですね。大学入って僕の目標が、学生大会なんでもいいので、タイトルを一つ取るというところで、そこをしっかり達成できたので一番印象に残っています」

鈴木「僕は印象に残った試合が二つあって。一つは3年生の時の春関(関東学生テニストーナメント)で、高校の同期だった斎藤成(日大)に勝った試合です。ファイナルセットまで行ったんですけど、そこでしっかり勝ち切れて、そこから僕自身が心身ともに強くなった試合だったので、すごく印象的な試合です。もう一つの印象的な試合は、最後のリーグ戦の早大戦です。4―4で懸かって、僕がその試合で負けていたら6位がほぼ決まっていたんですけど、そこでみんなの応援のおかげで自分自身を盛り上げることができて、勝つことができたのは、やはりこれからもずっと忘れられない試合になるかなと思います」

――今回のリーグ戦を振り返っていかがですか。

飯田「僕たちの代になってからは法大に勝つこと目標に1年間やってきて、そこで負けて本当に悔しくて、残り4試合を戦うメンタルが正直なかったところがあります。そこから日大戦も負けて、全員チャレンジャー精神で慶大戦に臨んで、みんなノリノリになってくれて。(慶大戦は)後輩たちが頑張ってくれて勝てて、早大戦は同期2人が勝ってくれてという感じで、試合を重ねるごとにどんどんみんなが良くなっていくというのがすごく良かったです。結果的には入替戦にかからなかったので良かったんですけど、法大戦負けて悔しくて泣いて、筑波大戦も負けて悔しくて泣いて、 そういう感じで終わったので悔しい思いはたくさんあるんですけど、そういうのをやり切った感じもあるので、リーグ戦は本当に最高の試合でした」

太田「僕は4年間、1年生からずっとリーグ戦に出させてもらっていて、最後の4年目のリーグ戦が一番苦しいリーグ戦でした。そこはいい意味でも悪い意味でも4年目が一番濃かったリーグなので、そこはやはり社会人になっても思い出話で絶対出てくると思うので、思い出に一番残ったリーグ戦でした」

鈴木「この代が始まってから、王座に行こう、法政に勝とうという二つの目標を立てて全力で取り組んだんですけど、結果的には王座にあと一本とかで行けなくて。非常に悔しい気持ちでいっぱいだったんですけど、本当に同期3人が、特に翔(飯田)が中心になってくれて、いいチームをつくれて、その中で最後はみんなで切磋琢磨して4位という結果を収めることができたのでそこはすごく良くて、やり切ったなというふうに、終わったらそう感じます」

――後輩へ向けてメッセージをお願いします。

飯田「後輩みんな、このリーグ戦を通して4年生のために頑張ろうという思いがすごく伝わってきて、そのおかげで頑張れたし、本人たちもいつも以上の力を出してくれて、本当に来年期待できるなと思いました。3年生は特に同期の仲が強いので、それをいい方向に働かせて、全員が同じ目標に向かって頑張れるチームになったらいいなと思います」

太田「チームとしてはもう翔(飯田)が言った通りです。あとは人間的に成長できるチームになって、結果だけじゃなくて、人間面の方でも日本一になれるようなチームになってほしいと思います」

鈴木「後輩にはすごく色々な面で感謝しています。僕たちの代の時は〝俺らに任せろ〟というのをずっと言っていて。僕たち自身もそう思ってやっていたんですけど、結局4年生はケガをしてしまったり、調子が上がらなかったりして、リーグ戦も本当に最低限の活躍しかできなかったので。そこは本当に3年生をはじめ、後輩に救われたなというふうにすごく感じています。これから本当に僕たちが抜けてチームは弱くなってしまうと思うけれど、1年生も入ってくるし、今の3年生が中心となって僕たちの代よりもいいチームを作り上げたら、必ず王座に行ける可能性が出てくると思うので、練習をサボらず頑張ってほしいです」

――ありがとうございました。

[髙橋未羽、保坂啓太郎]