OB佐野400m個メ北京五輪出場ならず/日本選手権
北京五輪出場権をかけて行われている日本選手権。初日の400m個人メドレーではOB・佐野秀匡が出場した。
「水泳人生をかけて」臨んだ佐野。予選はスタートから森(アカデミ長崎)にリードされる展開が続いたが、300mのターンをした直後の自由形で一気に追い上げを見せると見事に予選1位通過を果たす。
迎えた決勝は、スタート直後から佐野ペース。得意のバタフライで差をつけると日本新記録ペースで森を突き放していった。だが、平泳ぎを得意とする森が追い上げを見せると最後の自由形でもリードを許し佐野は2位でゴール。2位の場合でも派遣標準記録を切れば五輪出場の可能性はあったが、タイムは4分17秒81と派遣標準記録Ⅱに0.95及ばず400m個人メドレーでの北京五輪出場権獲得はならなかった。「今、頭の中が真っ白であまり気持ちの整理がつきません。調子も上がって良かったしタイムは予選から2、3秒は上がると思っていた。気持ちを切り替えて200に臨みます」と普段は涙を見せない佐野は目に涙を浮かべながら話した。
これで北京行きが絶たれたわけではない。18日金曜日に行われる200m個人メドレーで2位以内に入り派遣標準記録を切れば代表が決まる。
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