開幕2連勝!/関東大学春季リーグ戦

1999.01.01
開幕2連勝!/関東大学春季リーグ戦
 いよいよ春季リーグが始まった。今季リーグでは上位2校が1部に自動昇格できるという特別ルールが採用され、昨年2度のリーグを優勝した本学にとって思いがけないチャンスとなる。負けは許されない開幕序盤2戦を快勝し、早くも期待は高まる一方だ。

<日大戦>
 開始早々にレシーブミスやスパイクミス、サービスエースを取られるなど、4連続失点し出足は最悪となる。しかし関(文2)のスパイクを皮切りに深町主将(政経4)のブロックや渡辺(宏・文3)のスパイクが次々決まり、6連続得点を上げ一気に逆転する。その後、本学が連続失点することはほとんどなく、優位のままゲームは進み第1セットを制した。

 渡辺(宏)のサービスエースから始まり、相手が最初のテクニカルタイムアウトを取る時には5-1と快調なスタートを切った第2セット。中盤での渡辺(宏)、山田(営3)のスパイクやブロックでさらに相手を引き離し、一時は18-6と圧倒的な差を付けた。しかしそれ以降、相手の高い打点からのスパイクでブロックを崩され得点を連取されることが多くなり、思うように得点できなくなる。結果的には本学が勝利したものの、相手に大きく追い上げを許してしまった。

 第3セットは中盤まで相手を追う形となる苦しい展開となる。要所でのスパイクやブロック、レシーブミスが続き、序盤は2、3点のリードを許したまま、中盤では追いつけど引き離される展開が続いた。そしてついに同点に追いついた17-17という大事な場面で、廣本(商3)の力強いスパイクが流れを本学に一気に引き寄せた。田辺(法2)のスパイクで徐々に相手を引き離し、最後のポイントは廣本のサービスエース。各セット相手に20点以上得点させることなく初戦を制した。

 「初戦ということもありプレッシャーがあるのかもしれないが、動きがぎこちなかった」(佐々木監督)。今季を占う大事な初戦で勝利を飾ったものの、第1、第3セットのスロースタート気味な展開、第2セット後半の流れなど課題は残る。しかし試合に出ていない選手以外が一丸となった応援やセンター・平島(文4)の出場など、選手たちのモチベーションの高まりと、以前にも増してのチーム層の厚さを感じられた一戦でもあった。

[中田浩貴]

<慶大戦>
 第1試合、日大対国武大では昨年度秋季リーグ戦まで1部で戦っていた国武大が2部7位の日大に敗れるなど早くも波乱の予感を漂わせた春季リーグ2戦目。本学は第2試合で昨年度、秋季リーグ入替戦で勝利し2部に昇格した慶大と戦った。

  第1セット、開始早々連続ポイントを決めた本学。流れをつかんだかのように思えたがすぐに慶大に追い付かれ、点差をつけてもすぐ追い付かれるという試合運びとなる。
 しかし後半は廣本(商3)のサービスエースを皮切りにスパイクやブロックが次々に決まり本学が第1セットを制した。
 続く2セット目も第1セット同様、点差をつけてもすぐに追い付かれてしまう場面が相次いだ本学。だが粘りのプレーをみせ、本学が慶大からこのセットも奪った。
 むかえた第3セット、今までの流れとは打って変わったものとなる。本学は廣本を中心に連続ポイントを何度も決め、10点もの差をつけ3セット目を制した。

 「せっかく点差を開いてもすぐ追い付かれてしまった」と深町主将(政経4)は今試合の反省点を語った。次回対戦相手の中央学大についても「まずは相手より自分たちのことを考える」と慶大戦で見つけた課題を修正する意欲をみせる。
 次回は1部の大学と同じ会場で戦うカレッジフェスティバルだ。1部の大学の気迫に負けないプレーをみせてほしい。

~次週対戦カード~
▽4・19(土) 12時~ 第2試合 中央学大戦 場所:東京体育館(千駄ヶ谷)
▽4・20(日) 11時~ 第1試合 駒大戦   場所:東京体育館(千駄ヶ谷)
※二日間ともカレッジフェスティバルのため、入場料1,000円がかかります。

※春季リーグ戦の日程はこちら