
トラック日程を終えた選手のコメント/全日本大学対抗選手権(トラック)
全日本大学対抗選手権(インカレ)が23日から千葉県にて開幕。まずはトラック競技が3日間にわたって行われた。男子はタンデム・スプリントの吉田唯斗(政経3=学校法人石川)・本田音輝(営2=松山工)ペアが表彰台入り。唯一の女子部員である渡部春雅(政経4=駒大高)はパリ五輪出場選手を相手に健闘を見せ、オムニアムで4位につけた。本記事では試合後の選手コメントをお送りする。
片岡遼真(法4=福井県立科学技術)
――大会2日目を振り返っていかがでしたか。
「オムニアムの予選を合わせると5レース走ったのでめちゃくちゃハードな1日でした」
――オムニアムの種目を1つずつ振り返っていかがですか。
「結構予選はいい感じで上位で上がれて調子いいのかなと思っていたんですけど、1種目目のスクラッチで結構後ろの順位になってしまって、2種目目のテンポレースも得意じゃなくて順位をキープしようと思っていたのであまりいい走りはできませんでした。3種目目のエリミネィションが結構得意で、優勝するつもりだったんですけど4位という結果で終わってしまって。ですが、総合の順位上げられたのでポイントレースはその順位をキープするか上げたかったです。ラップして20点の加算を狙う走りだったんですけど、最初から最後までずっときつくて、何もできずに終わってしまいました」
――事前インタビューで「不安も大きい」とおっしゃっていましたが、実際、不安と自信は どちらの方が大きかったですか。
「自信と言いたいところなんですけど、やっぱりどうしてもちょっと(大会前に)体調崩してしまったっていう時間が長くて練習できなかったので、始まる前から不安はありました」
――小久保瑠惟選手(経営3=北桑田)にスタートの際に支えてもらっていましたが、小久保選手の存在は心強かったですか。
「僕が2年生の時からなので3年間一緒に仲良くやらせてもらって、彼の種目が終わってしまったってこともあったんですけど、本当に一番信頼してる人なので最後はしっかりサポートしていただいてほんとにありがたいなと思っています」
――今後に向けてチームと個人、それぞれどのように取り組んで行きますか。
「チームとしては僕はもう今回で種目が最後だったので何も出来ないんですけど、今回は男子4キロ・チームパーシュート(団抜き)でも決定戦に残ることができなくて、個人の種目でも結構振るわない結果だったので、来年はそれを改善して表彰台の一番上に立てる人が多く育ってほしいと思います。個人としては国体が10月ぐらいにあって競輪試験もその後に控えているのでしっかりそっちの方にシフトして新たな目標を作って頑張りたいと思います」
渡部春雅(政経4=駒大高)
――今大会を振り返っていかがですか。
「直前に風邪をひいてしまってずっと続いていて、あまり万全の体調ではなかったんですけど今できることはやれたかなと思います」
――オムニアムを振り返っていかがですか。
「 1種目目から3種目目まではそこまで点差が開かないと思ったので、4種目目で頑張ろうと思っていました。1種目目、2種目目は予定通りにいって、 3種目目は結構いい感じで走れたので、最後のポイントレースの自信につながったんですけど、スタートしてみたら結構足が疲れていて全然踏めなくて、 ポイントに絡めなかったので4位という結果だったんですけど、全体で見たら自分の中ではできることはやれたのでよかったかなと思います」
――学生生活、4年間の競技生活を振り返ってみていかがですか。
「正直結果がこんな悪いレースは初めてなんですけど、でも最後にレベルの高いレースができたのでよかったかなと思います」
――ロードへ向けた意気込みを教えてください。
「ロードの方が頑張りたいと思っているので、その悔しさをロードにぶつけたいと思います」
小泉響貴(政経3=浦和北)
――今大会を振り返っていかがですか。
「ピークに持ってこれていなかったのかなと思っていて、レース前は本当に調子いいと思っていたんですけどなかなか結果がつながらなかったです」
――マディソンの決勝のレースを振り返っていかがですか。
「もう前半はいけるいけると思ったんですけど、なかなか持久力がもたなくて、後半もどんどん差をつけられる感じになってしまって、もう来年は絶対優勝したいと思います」
――ロードへの意気込みを教えてください。
「ロードの方はよりまとまっていると思うので、明治の誰かしらが勝つんじゃないかなと思っています」
吉田唯斗(政経3=学校法人石川)
――大会振り返っていかがですか。
「初日、2日目と自分らが思っていたような結果が出なくて、チーム全体にあんまりいい雰囲気ではなかったので、最終日はまず1番最初が僕たちだったので、そこでまず1発勝ってチームにいい流れにしようと思って順調にいってたんですけど、決勝では日本大学に力負けしてしまって悔しいです
――準決勝のレースを振り返っていかがですか。
「1度勝っている相手(全日本トラック決勝)だったので、冷静に、とにかく冷静に追いついていけば勝てると自信をもって臨みました
――タンデム・スプリント決勝の相手と面識はありましたか。
「そのメンバーとは去年のインカレ準決勝で戦ってまして、そこで負けてしまって苦い思い出があったので、そこで今回は絶対勝とうっていう気持ちはすごい強かったです
――力は出し切れましたか。
「そうですね、最後の1本はもうとにかく全力出し切る感じで行ったので、もう力の差で負けてしまったっていう感じです」
――次の目標はありますか。
「9月2日から全日本選手権というのがあるんですけど、そこに僕はケイリンで出場するので、そこにはオリンピック出場者とかも出るのでそこでいい刺激を受けられたらなと思います」
本田音輝(営2=松山工)
――大会全体を振り返ってみていかがですか。
「タンデム・スプリントで3位だったので、その順位は絶対超えたいと思っていてその自分で作ったプレッシャーにちょっと押しつぶされそうになっていたんですけど、意外といい緊張感で走ることができました」
――タンデム・スプリント準決勝の相手は全日本トラック決勝で対戦した選手でしたが振り返っていかがですか。
「1回勝っている相手なので、気を抜かなかったら勝てると思っていたんですけど、しっかり集中力を切らさず走ることができました」
――決勝の相手は今大会で大会記録を更新した選手でしたがレースを振り返っていかがですか。
「勝率は低いと思っていたんですけど、挑戦者としてしっかり挑めるように気持ちを作って走りました」
――昨年度のインカレでは3位。今年と比較して何か違いはありますか。
「去年が体重70キロで、今年は78キロまで上げてしっかりパワーも上げることができましたし、その技術面もだいぶ練習して向上することができたと思います」
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