
リーグ戦2連勝 9得点で日大を下す/エイワ杯関東大学リーグ戦
昨日の日体大戦で勝利した明大。このまま勝利を重ね、エイワ杯関東大学リーグ戦(秋リーグ)を優勝で収めたい。2戦目の相手は日大。立ち上がりで失点を許したものの、第3Pを無失点で抑えるなど、攻めの姿勢で試合を運び、最終スコアは9―3。順調に得点を積み重ねたことで、リーグ戦2連勝を収めた。
◆9・8~12・1エイワ杯関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ他)
▼9・15 対日大戦(東大和スケートセンター)
〇明大9{4―2、3―1、2―0}3日大
開始4分で明大はピンチに陥った。試合が始まった直後、防衛のスキを突かれたことにより日大のミドルシュートを打ち込まれ先制点を奪われてしまう。「連携できていなかったり、周りが見えていなかったりしたことによるマークミスからの失点してしまった」(DF福田琉太・営3=白樺学園)。その後も悪い流れを断ち切ることができず、点を奪われる展開に。それでも「失点してしまったものは仕方ないので、切り替えてここから取り返していこうっていう感じで(声掛けを)できた」(FW大竹広記主将・営4=白樺学園)と、メンバー同士で鼓舞することで形勢を立て直すことに成功。そしてパワープレーのチャンスをつかみ、DF福田琉太(営3=白樺学園)が中央から振られたパスを受け取りダイレクトに打ちネットの上方にシュート。「練習はしているのですけど、感覚というかセンスです」(福田)。流れを引き寄せた明大は、そのまま勝ち越しの連続得点。2点差をつけて第1Pを終えた。
続く第2P、明大は相手の陣地に果敢に攻め込む。FW井口藍仁(商3=埼玉栄)がシュートを放ち得点。その後PSに追い込まれるが、ここはGK吉田尋(法1=清水)が「相手が何をしてくるかあまりわからなくて少しハラハラしたが、いつも通り練習でやっている感じで落ち着いて止めることができた」と堅実にセーブ。さらに井口がゴール脇から回り込んでパックをネットにねじ込みゴール。会場をおおいに沸かせた。その後キルプレー中に点数を奪われるも、「向こうが数的有利な場面でピンチが多かったので、しっかり連携しながら周りを見るように」(福田)と守備を改善し、3点を獲得しながら1失点で抑えた。
臨んだ第3P。「2失点してから、焦らずに最後まで9点取れたのが良かった」(大竹)と第1Pの失点から事態を好転させた明大は攻守共に崩れることなく、自分たちのプレーを成功させた。人数劣勢の中でも「(キルプレー中は)1人少ない状態で、自分も周りを見てプレーすることが大事だと思っているので、チームメイトに声かけすることができて、チーム一丸となって止めることができた」(吉田)と防衛陣の好セーブも光り、6点差をつけて試合は終了。勝利の一因は状況を立ち直らせたことだろう。「強い相手であればかなりのダメージになるので、今後しっかり(立ち上がりを)やっていきたい」(大竹)と、次回への改善点が立ち上がりだと判明した今回の試合。プレーをブラッシュアップしながら、秋リーグ制覇へ駒を進めたい。
[菊池紗更]
試合後のコメント
大竹
――今回の試合前に話し合っていたことはありますか。
「前回立ち上がりが悪かったので、立ち上がりからしっかりやろうっていう声がけをしていたのですが、立ち上がりは悪かったです」
――次戦への意気込みをお願いします。
「連戦なので疲れは残ると思いますが、明日は立ち上がりからガツガツいって勝ちたいと思います」
福田
――チームで意識していたことは。
「最近は相手へのプレッシャーを早める練習をしていて、その練習でやっているハードなプレッシャーを意識してやるようにしていました」
――次戦への意気込みをお願いします。
「2試合連続なので疲労は溜まってしまうと思うんですけど、楽しみながらやっていくっていう明治のプレースタイルを目指して頑張ります」
吉田
――途中出場でしたが、これについて試合開始前から伝えられていましたか。
「点差がついたら一応チェンジっていうふうに言われていたのですが、イレギュラーで2失点してしまって、チャレンジも込めていってみようっていうことでいかせてもらいました。少し流れが悪かったのですが、それを切ることができて良かったです」
――次戦への意気込みをお願いします。
「少しでもいただいた時間はチームに貢献できるように、これからも頑張っていきたいと思います」
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