
遠い初勝利 前半の点差が響く/関東学生秋季1部リーグ戦
関東学生秋季1部リーグ戦(秋リーグ)折り返しとなった5戦目の相手は国士大。前半、相手のディフェンスに攻撃を阻まれ思うように得点できず、5点ビハインドで終える。後半に追い上げを見せるも、最後まで流れをつかみ切れず開幕から5連敗となった。
◆9・4~9・29 関東学生秋季1部リーグ戦(国士大多摩体育館他)
▼9・15 対国士大戦(水海道総合体育館)
明大27{11―16、16―16}32国士大○
「課題だった立ち上がりで、点が取れない時間帯が多かった」(加藤良典監督)。前半3分に近藤佑樹(農3=春日丘)の得点後、約6分間シュートを決められず5点差をつけられたところでタイムアウトを取る。その後は太田隼斗(営4=藤代紫水)がシュートを決め、GK・鈴木大翔(商2=法政二)のセーブから攻撃へつなぐ場面も多く見られたが「攻め切れず、(相手のディフェンスを)崩し切れずで、シュートミスも多かった」(加藤監督)。前半の終盤には7人攻撃を試みるも、国士大のディフェンスに苦戦し得点を重ねられず。11―16で前半を折り返した。
後半は一進一退の攻防が続く。20分過ぎには近藤と栃尾佑(法2=北陸)のシュートで3連続得点。一時は7点あった差を4点にまで追い上げる。しかし「(シュートを)決めるところで決め切れず、逆に速攻で(相手に)決められた」(加藤監督)。またディフェンス面でも「疲れが出てきたのか、(前半と比べて)足が動いていなかった」(鈴木)。連続得点をした後に、連続得点を許す展開となる。試合終了間際には7メートルスローを獲得し、尾谷浩希主将(法4=愛知)が決めるも前半の5点ビハインドが響き27―32で敗北した。
「セットのディフェンスの精度は上がってきている」(加藤監督)と手応えを感じながらも「シュート確率が高いサイドシュートが昨日(順大戦)から低いのでサイド陣に修正してもらえれば」とオフェンス面での課題も見つかった。次戦の相手は日体大。春季リーグ戦王者相手に秋リーグ初白星をつかみに挑む。
[堀口心遥]
試合後のコメント
加藤監督
――ハーフタイムはどういった話をしましたか。
「シュートまでいけていなかったりオフェンスのところが修正する部分だったので、もう一回きっかけを整理して、 バリエーション増やしてやっていこうって話をしました」
――前半の7人攻撃は国士大のディフェンス対策ですか。
「そうですね。7人攻撃やったのはセットで点取れていない時間帯だったので、攻撃のアクセントとして入れました」
鈴木
――試合全体を振り返っていかがでしたか。
「久々の出場だったので、自分自身思いっきりやることができて良かったです。あと、チーム全体として雰囲気が昨日の試合(順大戦)に比べて良くて、伸び伸びプレーできました」
――連敗の要因は見当たりますか。
「点数を決める機会が少なくなったり、決定機を外してしまったりとかがあるので、そこを改善していけば連敗は止まるかなと思います」
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