秋季リーグ4戦目 策がはまり専大に3―1で勝利/秋季関東大学1部リーグ戦

2024.09.15

 開幕4連勝をかけた勝負の相手はパリ五輪に出場した甲斐優斗を擁する専大。序盤から甲斐の強烈なサーブに苦戦するも徐々にギアを上げていく。第3、4セットではブレークを連発し、秋季関東大学1部リーグ戦(秋季リーグ)4連勝を飾った。

◆9・7~10・27 秋季関東大学1部リーグ戦(順大さくらキャンパス第3体育館他)
▼9・15 対専大戦(順大さくらキャンパス第3体育館)
〇明大3{25-21、17-25、25-18、25-17}1専大

〈スターティングメンバー〉(ローテーション順)
MB山田美雄(政経3=東福岡)、S近藤蘭丸(文3=東福岡)、OH佐々木駿(商3=土浦日大)、MB金田晃太朗(政経4=駿台学園)、OP黒澤孝太(政経3=明大中野) 、OH岡本知也主将(政経4=五所川原工)、Li前嶋悠仁(法3=日本航空)

 第1セットは立ち上がりに苦戦するも岡本のサービスエースなどで6連続得点を挙げる。その後甲斐のサーブを上げられず逆転を許してしまうが、日高勇(営4=東亜学園)と岡本のサーブ&ブロックが決まり点差を詰めていく。20―20で迎えた終盤にブレークしたのは明大。岡本のバックアタックや山田のサービスエースで専大を一気に突き放した。続く第2セットは相手の高打点からの多彩な攻撃に対応できず。また、サーブのミスも絡み追いつかれてしまう。

 絶対に落とせない第3セットは拮抗(きっこう)した展開に。それでも「3セット目からサーブで負担をかけて攻撃の本数やコースを限定していく作戦がうまくはまった」(岡本)と徐々に攻略していった。終盤には黒澤のクロスや佐々木のスパイクが鮮やかに決まり一挙4得点。勝利に王手をかける。

 走り出した明大を誰も止めることはできない。第4セットは序盤から5連続得点を決め7―3とリードする。さらに「元々自信のあるプレーだったが、今日は調子がよかった。練習の成果が出た」(金田)とブロックも光った。その後も順調に得点を重ね、開幕からの連勝記録を4に伸ばした。

 次週は法大、日体大を迎え撃つ。「どちらも落とせないのでしっかり取って全勝優勝したい」(佐々木)。春のリベンジを果たすべく、勝負の後半戦に挑む。

[七海千紗]

試合後のコメント
岡本
――3本のサービスエースを決めました。
 「甲斐選手がフロントにいるときはサーブを攻めていこうというチームのルールがあったので、攻めて打つことができて、結果的に崩せたりサービスエースにもつながったと思います」

金田
――専大に苦手意識はございましたか。
 「甲斐選手のいる専大には今まで勝てたことがないので、自分としては気持ちが入りました。ただリーグ戦はまだ半ばにもなっていないので気を緩めないように週明けからの練習引き締めていかないとという気持ちです」

佐々木
――試合を振り返っていかがですか。
 「もっと上から通せればと思いましたが、自分たちが対策してきた、思うような展開に終盤持っていけたのでよかったなと思います」