開幕戦、専大に2―2で引き分ける/関東大学リーグ戦

1999.01.01
 いよいよ開幕したリーグ戦。試合前の開会式では藤田主将(法4)が選手宣誓を行い、今季の活躍を誓った。試合は昨年1部昇格を果たした専大を相手に苦戦を強いられ、2―2の引き分けに終わった。

 「力が入ってしまった」(藤田主将)と、開幕戦だけに硬さが目立った本学。前半は前線で林(商4)が孤立してしまい、なかなか攻撃の形がつくれなかった。するとサイドを崩され18分、24分と立て続けにゴールを奪われ、そのまま0―2で前半を折り返した。
 後半まだパスミスが目立つ本学だが、近藤(営4)を中心にまずは守備を堅め得点を狙う。すると後半18分フリーキックのこぼれ球を近藤が決め1―2。さらに25分には林がPKを決め2―2の同点に追い付いた。その後も小林(政経2)や林が果敢にシュートを打ち逆転を狙う。惜しくも得点はならなかったものの、後半の2点で追い付き勝ち点1を手にした。

 ハーフタイムに「自分たちのサッカーをしよう」(藤田主将)と気持ちを切り替え、再確認できたことがこの試合のカギとなった。守備面や連携など、まだまだ課題は多いものの神川監督も藤田主将も「次につながる試合だった」と口をそろえていた。次節の相手神大は開幕戦を早大と引き分けており、油断はできない。それでも今回見つかった課題を克服し強い気持ちで戦えば、結果は付いてくる。

試合後のコメント
神川監督

「落ち着きのないサッカーになってしまった。それでも1年生も近藤もよくやってくれた。ディフェンス面では経験も必要だし、時間は掛かる。追い付けたことで、次につながる試合だったと思う」。

藤田主将
「(専大には総理大臣杯で負けているので)借りを返したかった。試合は力が入ってしまい前掛かりになった。守備も攻撃も90分通して、やることをはっきりさせたい」。

近藤
「実際リーグが始まって試合をしてみると、思ったよりできなかった。でも初戦で追い付くサッカーができたのは良かった。(ゴールについては)もう1点決めるチャンスがあったので悔しい。次こそ勝ちたい