
今秋初白星逃す 前半3点リードも順大に逆転負け/関東学生秋季1部リーグ戦
開幕3連敗中の明大。初白星を目指し、茨城の地で順大と対戦した。関東学生秋季1部リーグ戦(秋リーグ)で初めて前半をリードし折り返すが、後半に失速。今秋1勝目をつかむことができず、4敗目を喫した。
◆9・4~9・29 関東学生秋季1部リーグ戦(国士大多摩体育館他)
▼9・14 対順大戦(水海道総合体育館)
明大31{19―16、12―23}39順大○
序盤は明大ペースで試合が進む。太田隼斗(営4=藤代紫水)の得点を皮切りに、尾谷浩希主将(法4=愛知)が2連続でゴール。GK・紅出勘太郎(政経4=氷見)のセーブも光り、開始5分で4―2とリードする。その後、一時追い付かれるも栃尾佑(法2=北陸)が速攻を決めるなど、3分間で3得点の活躍。差を4点差に広げる。ディフェンスもうまく機能し、失点も抑え21分過ぎまでは4点差をキープ。「(前半は)ディフェンスをしっかり徹底して、バックチェックも含めて集中を切らさずできた」(加藤良典監督)。前半終盤には退場も重なり追い上げられるも、3点リードで折り返した。
迎えた後半、立ち上がりに苦戦する。「オフェンスの簡単なミスからの失点で、(相手の)速攻を食らうことが多かった」(向谷内海都・営2=氷見)。後半4分から5連続得点を許し、相手にリードされる展開に。太田の巧みなパスで栃尾がシュートを決めるなど必死に得点を重ねるも差は縮まらず、後半27分にはこの試合最大の10点差をつけられる。残り2分で外種子田渓汰(商3=国分)と向谷内がシュートを決め、意地を見せたが31―39で敗北を喫した。
秋リーグを4試合終え、いまだ白星がない明大。「次の試合は絶対に勝たないといけない。どういう展開になっても最後まで粘って勝てればいいと思う」(向谷内)。次戦で秋季リーグ戦折り返しを迎える明大は正念場を迎えている。
[末吉祐貴、堀口心遥]
試合後のコメント
加藤監督
――順大に対しての印象を教えてください。
「チームとしては走ってくるチームで、スピードのある選手が多いので、そこが特徴的なチームだなと思っています」
――次戦以降意識しなければいけない点を教えてください。
「自分たちがいい時は選手たちも自信持ってプレーできているのですが、自分たちの流れが悪くなった時にコミュニケーションが減ってきたり、チーム全体として落ち込んでしまうような雰囲気が出てしまっているので、しっかり自分たちが切り替えて、負けている時こそ、つらい時こそコミュニケーションをしっかり取っていかないといけないなと感じています
向谷内
――リードで折り返した前半、良かった点を教えてください。
「ディフェンスです。シュートが決まらなくてもオフェンスで相手ディフェンスをいい形でずらしていけたので、そこが良かったと思います」
――自身のプレーを振り返っていかがですか。
「僕自身の立ち上がりはミスが2本続いてしまって、どうしようかなと思っていたんですけど、切り替えてがむしゃらにやるしかないという感じでした。そこから2本シュートが決まって。調子づいたことで自分の気持ちも高まって、いいプレーにつながったのではないかなと思います」
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