終盤で一気に突き放し拓大に勝利!/関東大学1部リーグ戦

 今試合の相手は拓大。試合序盤、相手の高確率のシュートが次々決まり、一時14点差をつけられる。しかし途中出場の選手らが奮闘し流れを変え、試合の主導権を握る。第4Qで一時逆転されるものの、冷静なディフェンスと高確率のシュートで相手を寄せ付けず勝利。4勝目を挙げ1部8位につけた。

◆8・24〜11・3 第100回関東大学1部リーグ戦(国立代々木競技場第二体育館他)

▼9・11 対拓大戦(白鷗大学大行寺キャンパス)

○明大81{19―23、14―9、27―23、21―12}67拓大

 スターターは、PG平松克樹(情コミ4=福岡大大濠)、SG針間大知(情コミ3=福岡大大濠)、SG越田大翔(政経4=仙台大明成)、PF小河原幹太(営4=八千代松蔭)、PF塚田大聖(政経2=土浦日大)。

 迎えた第9節、試合序盤は劣勢だった。第1Q、相手のオフェンスになかなか対応できず点差を大きく離される。しかし途中から交代で入った森田稀羅(営2=北陸学院)が積極的なドライブで次々と得点を重ね、点差を縮める。第2Qでは前節ベンチ外であった武藤俊太朗(政経2=開志国際)がインサイドで攻守にわたり活躍し、相手に簡単な攻撃を許さない。相手のファウルトラブルで獲得したフリースローを確実に沈め、1点リードで前半を終える。

 後半は、前半のロースコアから一転して点の取り合いとなった。第3Q序盤に明大は塚田や越田の得点で7−0のランに成功する。しかし、相手も激しいディフェンスでボールを奪い確実なシュートを沈め、試合は拮抗(きっこう)した展開に。第4Qでは相手に一時逆転を許してしまうも、針間が3Pシュートを成功させ、さらに速攻でレイアップを決め一気に勢いをもたらし勝利を収めた。

 今試合で4勝目を挙げた明大は、現時点で1部8位に位置している。リーグ戦の目標である上位に上がるためには1巡目で残された日大戦、大東大戦の2試合で勝利できるかがカギとなる。次節までの2週間でチームはどのように進化するのか、楽しみだ。

[平良有梨奈]

試合後のコメント

塚田

――拓大への印象と、何か対策は考えていましたか。

 「3Pシュートを結構打って入ってくるチームなので、キャッチアップだったりシュート打たせないように手を上げたりする対策を前日の練習で行いました」

――自身のプレーを振り返っていかがですか。

 「前半の部分でファウルを2回して、プレータイムが少なくなってしまったので、ファウルする場面を考えたいです。また、3Pシュートは今日1本しか決めてないんですけど、もうちょっと確率を上げてドライブの部分のフィニッシュまでやり切りたいです」

針間

――今試合でもベンチの雰囲気がすごく良いように感じました。実際どう感じましたか。

 「試合をしていて自分が3Pシュートを決めた時や、いいディフェンスをした時にベンチがすごく声を出してくれるので、出ているメンバーだけでなくチーム全体の士気も上がるのでとても良いと思います」

――次節は少し期間が空きますが、どのような部分を修正していきますか。

 「ちょっとしたところでの戦術面でのミスだとか、そういった小さいところを相手に突かれて失点につながったりしているので、細かいところをもう一回確認していきます。そして、1巡目の前半では入りが悪い試合がすごく多かったので、入りを良くしていこうと思います」