
強敵・筑波大に善戦も自滅 開幕から3連敗/関東学生秋季1部リーグ戦
秋季リーグ戦(秋リーグ)連敗スタートの明大は、筑波大を迎え3戦目に挑んだ。前半は開始6分で5連続得点を許すなど思うようなプレーができず、4点差で折り返す。後半はカウンターで流れをつかみ、1点差まで追い上げるも、終盤のパスミスが響き2点差で敗北を喫した。
◆9・4~9・29 関東学生秋季1部リーグ戦(国士大多摩体育館他)
▼9・8 対筑波大戦(国士大多摩体育館)
明大25{10―14、15―13}27筑波大○
立ち上がりから主導権を握られた。5連続で失点し、前半6分で0―5と大きく差をつけられる。紅出勘太郎(政経4=氷見)のファインセーブで立て直して2点差に詰め寄るも、その後は相手の猛攻を止められず、7―12と再び5点差に。終盤はなんとか粘り、10―14で折り返す。前半でビハインドを背負ったものの、「4点差というところで、逆転できるチャンスもあるので、まだ諦めないという気持ちだった」(太田隼斗・営4=藤代紫水)と闘志を燃やし続ける。
迎えた後半。序盤は一進一退の攻防が続くも、後半5分、キーパーの紅出が相手のシュートを足でセーブし、カウンターに繋げて林原空翔(商4=藤代紫水)がゴール。このプレーで流れに乗った明大。尾谷浩希主将(法4=愛知)のパスカットも光り、わずか3分で4連続得点。16―17と差は1点に。しかし、ここから明大のパスミスが増え、徐々に引き離される。「勝ち急いでしまった部分が大きいと思う。1勝もできてないところが焦りにつながった」(尾谷)。後半25分にはキーパーからのパスを相手にカットされ失点。1分後にもパスミスからの失点と、終盤に精彩を欠いた明大は25―27で敗戦した。
秋リーグは開幕3連敗となったが、戦いはまだ始まったばかり。「来週は3連戦というところで総力戦になってくると思う」(太田)と語るように、本当の勝負はここからだ。今回見つかった課題を修正して、次戦こそ勝利をつかみたい。
[橋場涼斗]
試合後のコメント
太田
――後半に4連続得点がありました。
「そこで自分たちが盛り返して、1点差まで追い上げたのですが、そこから逆転しきれないところが課題として見つかりました」
紅出
――敗戦の中でも良かった点はありましたか。
「自分自身の調子は上がってきているので、今後も継続して頑張っていきたいと思います」
尾谷
――接戦の試合が続いていますが、そこを勝ち切るためには何が必要だと思いますか。
「最後は絶対勝つという気持ちや一体感が接戦を制すると思うので、負け続けて気持ちが沈むのではなく、良いプレーを褒めて強い気持ちを持って臨みたいです」
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