
成長の兆しを見せるも 東海大に惜敗/関東大学1部リーグ戦
関東大学1部リーグ戦(以下、リーグ戦)8試合目はホームで東海大を迎えての一戦。前半は、強豪相手に引けを取らず、果敢に攻撃を仕掛け6点リードで折り返す。後半に入ると、相手のセットプレーに苦戦を強いられ、逆転を許し敗北を喫した。
◆8・24~11・3 第100回関東大学1部リーグ戦(明大和泉キャンパス他)
▼9・8 対東海大戦(明大和泉キャンパス)
〇明大64{17-12、19-18、11-18、17-27}75東海大
スターターは、PG平松克樹(情コミ4=福岡大大濠)、SG針間大知(情コミ3=福岡大大濠)、SG越田大翔(政経4=明成)、PF小河原幹太(営4=八千代松蔭)、PF塚田大聖(政経2=土浦日大)
「相手にやらせてはいけないことをスカウティングしてきて、それがコートでしっかり表現できた」(平松)と、リーグ戦で課題となっていた試合の入りから果敢なディフェンスにスピーディなリスタートで得点につなげていく。第1Q終了間際には森田稀羅(営2=北陸学院)のブザービートが突き刺さり、流れは明大に。5点リードで迎えた第2Qも勢いに陰りなく相手のミスから得点につなげ、一時10点差をつける。終盤は東海大のピックアンドロールから差を縮められるも、前半を6点リードで終える。
「相手のセットプレーにやられてしまい、そこで雰囲気が変わってしまった」(塚田)と語るように、第3Q開始直後にリバウンドからムスタファ(東海大)のダンクが決まり会場のムードは一変。針間の3Pシュートなどが決まるも、東海大のより一層強まった攻勢を防ぎ切れず逆転を許す。そして、1点ビハインドで運命の第4Qへ。序盤から連続得点を許し、点差が開くも塚田がローポストから連続でゴールを決めるなど3点差に。ここで、速攻から平松のパスを受けた越田が3Pシュート。しかし、リングに嫌われ得点には至らず。ここから流れは一気に東海大に傾いた。高精度の3Pシュートで引き離され、点差を縮められない。そして、ここで終了を告げるブザーが鳴り響き、64ー75と善戦するも背中を捉え切れなかった。
「自分たちがやらないといけないことをしっかり1試合通して徹底していかないといけない」(平松)と前半をリードして終えただけに悔しい結果となった今試合。それでも、課題であった試合の入りは改善が見られた。リーグ上位に向けて、これからも一歩ずつ成長を遂げていく。
[早坂春佑]
試合後のコメント
平松
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「リーグ戦はずっと試合の入りのところが課題になっていたので、今日の試合では集中してうまく入りができました。後半の第3Qの序盤や第4Qでシュートを決め切れなかったことが上位に行けていない要因で自分たちの課題だと認識できました」
――次戦の拓大戦に向けて意気込みをお願いします。
「動き回っていいバスケットをするチームなので、そこに自分たちが引いて試合に入らないで、自分たちにフォーカスしてバスケットをやっていきたいと思います」
塚田
――今日の試合に向けて何か対策はされていましたか。
「相手の留学生やガードマンの選手とのマッチアップやドライブ、またセットプレーが多い大学なのでその部分を対策しました」
――今日のご自身の評価はいかがですか。
「ノーマークでのレイアップやゴール下での部分で決め切れませんでした。また、3Pシュートの打つ場面かどうか見分けられるように試合のビデオを見返して、確率を高めていきたいと思います」
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