今季初連勝! ホームで中大と激突/関東大学1部リーグ戦

 ホーム開催となった関東大学1部リーグ戦(以下、リーグ戦)7試合目は中大と対戦。前半は互角の戦いだったが後半は得点力が爆発し終始リードを保つ。3Pシュートで点差を突き放し今季初の連勝となった。

◆8・24~11・3 第100回関東大学1部リーグ戦(白鴎大大行寺キャンパス他)
▼9・7 対中大戦(明大和泉キャンパス)
〇明大78{24-21、19-20、24-18、11-9}68中大
 スターターは、PG平松克樹(情コミ4=福岡大大濠)、SG針間大知(情コミ3=福岡大大濠)、SF武藤俊太朗(政経2=開志国際)、PF小河原幹太(営4=八千代松蔭)、PF塚田大聖(政経2=土浦日大)

 試合は両者一歩も譲らず点の取り合いで幕を開けた。第1Q途中、武藤が相手との接触によるケガでベンチに下がり、主力を欠いた状態に。そんな中でも「セカンドメンバーがどう組み立てていくのかが大事」(伊藤治輝・政経4=桐光学園)とチームを立て直し、揺るがない選手層の厚さが光る。ゾーンディフェンスで相手のオフェンスを停滞させ、流れを引き寄せたところで第1Qを終えた。第2Qは序盤こそ点の動きが滞ったが、相手のチームファウルがかさんだことでフリースローでの得点につながる。一時逆転を許すもタイムアウトで調整し、平松や葉山隆誠(国際4=中部大第一)の3Pシュートで再逆転。43―41で前半が終了した。

 勝負を分けた第3Q。スティールや相手のファウルを誘い明大のペースをつくり出し、3Pシュートで徐々に点差を引き離す。今試合の3Pシュートは50%に迫る高い成功率を記録し、特に第3Q終了間際の森田稀羅(営2=北陸学院)のタフショットスリーは会場を大いに沸かせた。続く第4Qでもオフェンスとディフェンスともに強度を崩さず、相手の追随を許さない。試合は78―68で明大に軍配が上がった。「最後まで気持ちを切らさないでやれたことが勝因」(千葉天斗・法3=明成)と話すように、試合を通してメンバー全員が集中力を保てたことが勝利につながった。

 リーグ戦1巡目も後半に差し掛かった。3勝4敗の明大は現在8位につけており、依然として上位の壁は高い。次戦は翌日、またもホームで東海大との一戦が控えている。リーグ4位の格上との対戦となるが「しっかり勝って勝率を五分五分にしたい」(伊藤)。長く続くリーグ戦で一つでも多く勝利を積み重ねるべく、明大男子バスケットボール部は〝邁進〟する。

[尾﨑陽菜]

試合後のコメント
伊藤

――チーム全体としてシュートが入っていた印象でしたが、調子が良い感覚はありましたか。
「2年生の時はジャンプシュートが自分の中で武器になっていたと思うのですが、去年と今年で精度がちょっと欠けてしまって、3Pシュートも入らないし、ジャンプシュートもあまり落ち着いて入らないところは課題でした。今日ゲームしてみて、自分が高確率でジャンプシュートを決めたことによってチームを勢いづけられたのは良かったと思いますし、自分としても何か思い出したかのようなプレーがたくさんできたので良かったなと思います」

――明日は東海大戦で強豪との対戦になると思いますが、東海大にはどのようなイメージがありますか。
「東海大は留学生もいますし、ガードもフォワードもチーム全体で替えもすごい良い選手がいます。誰が出ても同じようなプレースタイルだったり、本当に抜け目ないチームだと思いますが、自分たちも勝る部分はあると思うので、そこをしっかり活かして明日は走り切って勝ちたいと思います」

千葉
――相手の中大のプレーの印象はありますか。
 「中央大学さんも連敗は続いてましたけど、やはりすごい強度が高くて。自分たち以上に力のあるチームだと思っていたので、そこに入りの部分で負けないようにという気持ちがありました」

――ご自身のコートでの役割や強みはどのような部分でしょうか。
 「ディフェンスの強度を上げたり、簡単なミスをしないというところが自分の役割で、やはり平松さんとか森田がいない時間帯に自分がチームを崩さないようにという役割があると思います」