高校生拳士らとの合同強化合宿

1999.01.01
 毎年恒例の春合宿が千葉県勝浦市の平岡牧場でスタートした。

 計9日間、今月21日まで続く過酷な強化合宿で、文字通り拳法漬けの毎日を送る本学。今回の合宿は「基礎体力づくり、基本練習の改善反復、メンタル面の強化」(發知・法3)という目的のほかに、主力である内山主将(法3)、尾川(政経2)、後山(営2)に次いで、団体戦で勝てる4番目の拳士を見極めるという意図もある。

 合宿2日目、尾川の後輩にあたる桜丘高校の拳法部員らも合流した。この合同合宿は初の試みであり、尾川の恩師である川原監督(桜丘高)は「尾川は(明治で)心・技・体がとても成長した。そこまで成長させた環境が見たかった」と合宿に参加した理由を話す。

 午後練は準備体操から始まり、型の反復練習、防具を付けてのミット打ち、実戦形式の試合などで共に汗を流し、熱のこもった練習となった。練習を通して、本学の部員が高校生に指導する場面も多く見受けられ、教える立場にも立つことでいろいろな面で刺激を受けたようであった。この日の練習を終え、横地(桜丘高)は「さすが1位、2位を争う大学。みんなものすごく強くて、ためになった」と満足そうな表情であった。

 強化合宿はまだ始まったばかり。今週中には牧コーチが合流して、練習はさらなる過酷を極める。王座奪還へのカギ・4番手となるべく、おのおのがこの合宿での飛躍を狙う。