秋季リーグ開幕戦 白星発進で好スタート/秋季関東大学1部リーグ戦

2024.09.07

 6月の東日本大学選手権で準優勝をつかみ取った明大が秋季関東大学1部リーグ戦(秋季リーグ戦)で狙うは優勝のみ。絶対に負けられない初戦は日大にストレート勝ちを収め、開幕戦を白星で飾った。

◆9・7~10・27 秋季関東大学1部リーグ戦(順大さくらキャンパス第3体育館他)
▼9・7 対日大戦(船橋アリーナ)
〇明大3{25-22、29-27、25-14}0日大

〈スターティングメンバー〉(ローテーション順)
S近藤蘭丸(文3=東福岡)、OH佐々木駿(商3=土浦日大)、MB金田晃太朗(政経4=駿台学園)、OP坂本雄大(政経4=市立尼崎)OH岡本知也主将(政経4=五所川原工)、MB黒澤孝太(政経3=明大中野) 、Li前嶋悠仁(法3=日本航空)
 
 スターティングメンバーが大きく変化し、リベロ初登録の前嶋の他には岡本、金田、坂本など主力として4年生が名を連ねた。気持ちを新たに挑む明大の初戦の相手は日大。序盤から拮抗(きっこう)した展開が続くも長いラリーを粘り強く返しモノにする。勢いづいた明大は金田と黒澤を中心としたブロックポイントが多く生まれた。「ブロックとレシーブからの攻撃というところを主に練習してきた」(岡本)と質の高い練習が活かされた。坂本のツーアタックや日高勇(営4=東亜学園)のサービスエースも決まり多彩な攻撃でこのセットを取る。

 第2セットはリードを許す展開に。19-23と点差が開くも坂本のサービスエースで悪い流れを断ち切るとここから6連続ポイントを奪取。しかし日大の猛攻を受けデュースに持ち込まれる。それでも岡本がバックアタックで意地を見せ29-27で試合の主導権を渡さなかった。第3セットでは近藤のトスに合わせた坂本のクイックが光る。「早いコンビバレーをするために、1本目の質が大切だと思うのでそこの2本目のパスであったり、なるべく時間をつくって他のスパイカーが助走に入りやすくする共通認識を持ってやっていた」(金田)。最後は岡本のトスに反応した坂本が強打を決め、最上級生としての存在感を見せつけた。

 ストレート勝ちを収め好スタートを切った明大。「チームのために自分ができることを最大限やるだけ」と選手は揃って〝チームのために〟という言葉を口にした。「ここから全勝していく気持ちで頑張りたい」(前嶋)。頂に向かって心を一つに突き進む。

[田上愛子]

試合後のコメント
岡本
――チームの雰囲気はいかがですか。
 「メンバーの変更もあって苦労したところはありますが、気持ちを新たにバレーができる環境にしっかり感謝をしてリーグ優勝というこれまで取れなかったところを目指していく気持ちに変わりはないので、その目標に向かって頑張っていきたいです」

――第2セット終盤に追い上げを見せました。
 「正直少し後手に回る展開で、相手がサーブレシーブからコンビのクイックとバックアタックのパイプ攻撃を絡めた攻撃をうまく使ってきたので、ブロックの対応がしづらかったところがあったんですけど、坂本のサーブで終盤ブレイクできたところで、自分たちからミスを出さないようにという意識がありました」

金田
――ご自身としては最後の秋季リーグ戦になりますがいかがですか。
 「最後だから頑張るというわけじゃないですけど、4年生らしくチームを引っ張って、後輩たちにいい思いをさせてあげられるように頑張りたいと思います」

坂本
――秋季リーグ戦の意気込みを教えてください。
 「絶対優勝できるように頑張ります」

前嶋
――リベロとしての目標はございますか。
 「リベロ賞取ります」