流れをつかめず 開幕から2連敗/関東学生秋季1部リーグ戦

2024.09.07

 秋季リーグ戦(秋リーグ)2戦目の相手は東海大。前半は相手に4連続得点を2度許すなど苦しい展開が続き、6点ビハインドで折り返す。後半の立ち上がりで立て直し、一時は2点差まで詰め寄るも、最後まで相手に主導権を握られ敗北を喫した。

◆9・4~9・29 関東学生秋季1部リーグ戦(国士大多摩体育館他)
▼9・7 対東海大戦(国士大多摩体育館)
 明大32{13―19、19―21}40東海大○

 連続得点を許す苦しい立ち上がりとなった。その後は両チームとも精彩を欠き、得点には結び付けられないまま約2分が過ぎる。明大は前半5分の得点を皮切りに3連続得点を奪ったのもつかの間、相手に4連続でシュートを決められ再び追う展開に。「相手が引いてきた時にロングシュートを狙っていたが入らなかったりキーパーに阻まれて、相手の逆速攻を食らう展開で自分たちのペースをつくれなかった」(尾谷浩希主将・法4=愛知)。前半は終始オフェンス面でもディフェンス面でも苦戦を強いられ13―19で折り返した。

 迎えた後半。「立ち上がりを6―0ディフェンスから5―1ディフェンスに切り替えて、そこでロングシュートや相手のミスを誘って速攻で点を取れていた」(加藤良典監督)と開始31秒に栃尾佑(法2=北陸)のシュートで得点を先取すると、近藤佑樹(農3=春日丘)、小泉涼太(農2=藤代紫水)もシュートを決め3連続で得点。3点差に迫りその後は一進一退の攻防が続く。しかし「後半になるにつれて、自分たちが目標としているチームスタイルが出せなくて失点することが多かった」(近藤)と連続失点は止まらず、後半23分には一時12点差に。後半28分以降、栃尾が2本シュートを決めるなど3連続得点で意地を見せたが32―40で敗戦した。

 「こういう負け方をした後の試合というのが一番大事だと思うので、明日の試合は今日できなかったところを修正して、相手の良さをつぶせるようなゲームをしていきたい」(加藤監督)。課題が多く残った今試合だが、次戦は明日に控えている。「切り替えてやるしかないのでまず1勝できるように頑張る」(尾谷)。筑波大相手に秋リーグ初勝利をつかみ取れるか。

[堀口心遥]

試合後のコメント
加藤監督
――試合を通してディフェンス面を振り返っていかがですか。
 「1試合通してリードされているゲーム展開で、1試合通してディフェンスが集中できなかったというのが今後の残りの7試合の課題になると思います」

尾谷
――東海大相手に試合前にはどういう話がありましたか。
 「ディフェンスで足を動かして遠いロングシュートで勝負しようという話だったんですけど、 相手が予想以上にというか、ロングシュートが入って、そこでディフェンスが少しパニックになって崩れてしまったと思います」

近藤
――後半の立ち上がりが良かった要因を教えてください。
 「前半は自分たちの強さ、スピードと力強さというのを出せていなかったので、そこを1回チームスタイルとして確立して、思い切ったプレーを出していこうという話でした」