秋季リーグ開幕 接戦も黒星スタート/関東学生秋季1部リーグ戦

2024.09.05

 秋季リーグ戦(以下、リーグ戦)初戦。前半は一進一退の攻防が続き、3点ビハインドで折り返す。後半では、ディフェンスから流れをつくって最大5点差を追い付き、互いに譲らない展開となった。しかし終盤に決定機を逃すなど、勝ち越すことができず最終スコア30ー32で試合を終えた。

◆9・4~9・29 関東学生秋季1部リーグ戦(国士大多摩体育館他)
▼9・4 対日大戦(国士大多摩体育館
 明大30{15―18、15―14}32日大〇

 前半は先制されるもすぐさま追い付き点の取り合いに。6分には7メートルスローで尾谷浩希主将(法4=愛知)が確実に得点すると、その後オフェンスで魅せる。尾谷が相手のパスをカットし、ケガから復帰した林原空翔(商4=藤代紫水)がシュートし同点に追い付く。そのまま栃尾佑(法2=北陸)を中心に攻撃を展開しペースをつかみたいところだったが、連続得点を許し15ー18で前半を終える。

 迎えた後半。10分には3連続失点するも、直後に3連続得点を決め相手に流れを渡さない。19分、紅出勘太郎(政経4=氷見)の好セーブでディフェンスのリズムをつくると、栃尾の技ありシュートで同点に追い付く。この勢いのまま逆転したい明大だったが「ラストの10分5分のオフェンスでミスが目立った」(栃尾)。ラスト2分で日大が意地を見せ連続得点。30ー32で試合終了となった。

 悔しい黒星発進となった明大。あと一歩が届かなかった。だが点差がありながらも必死に食らいつき積極的に攻撃する姿が見られた。「各々いいところも出ていたので、そういった面をプラスに捉えて頑張っていきたい」(尾谷)。目標のリーグ戦4位に向け、前を向き突き進む。

[木曽琴乃]

試合後のコメント
加藤良典監督
――チームの状態はいかがですか。
 「春(季リーグ戦)にケガしていたメンバーが戻ってきて、ディフェンスのところは林原が真ん中を守って厚くなっているので、しっかり試合を重ねるごとに精度が上がっていければと思います」

尾谷
――追いかける展開が続いていましたが、その中で気持ちの面ではいかがでしたか。
 「結構長い期間日大相手に準備してきました。攻めでは佑(栃尾佑)中心ですけど、 絶対的に攻めれる(自信)がありました。ポイントとしてディフェンスっていうのを挙げて、ディフェンスを鼓舞するじゃないですけど、そういう声かけっていうのはみんなの気持ち高めるためにやっていました」

栃尾
――これからの意気込みをお願いします。
 「春(季リーグ戦)は連続で負けてずるずるいってしまった部分があったので、それをなくして一試合一試合切り替えて勝っていけたらと思います」