
4選手が決勝へ進むも一歩及ばず/東京学生体重別選手権
光岡岳人主将(商4=大牟田)、伊澤直乙斗(政経2=習志野)、徳持英隼(政経4=崇徳)、工藤悠祐(政経1=延岡学園)がそれぞれ決勝へ勝ち進むが、惜しくも優勝には届かず。だが、今大会の結果により計13選手が全日本学生体重別選手権(全日本)への切符を獲得した。
▼60kg級
大久保――2回戦敗退
山口――1回戦敗退
▼66kg級
光岡――2位
喜多、平山――3回戦敗退
▼73kg級
藤本――ベスト8
石塚、松原――3回戦敗退
▼81㎏級
伊澤――2位
笠川――ベスト8
▼90㎏級
徳持――2位
黒川、髙橋――ベスト8
田中――3回戦敗退
片山――2回戦敗退
▼100㎏級
嶧田――ベスト16
竹村――3回戦敗退
岩本――1回戦敗退
▼100㎏超級
工藤――2位
中藤――ベスト4
甲木、千野根――2回戦敗退
男子66kg級に出場した光岡は持ち味の手堅い柔道で順調に勝ち上がった。迎えた準決勝、対戦相手は高校時代に負けた経験のある選手。「苦手意識もあったが、大学に入ってからは自分の方が上だという自信があった」と序盤から積極的に技を仕掛けていく。中盤はお互いに探り合う時間が続いた。そして残り10秒、光岡は相手の一瞬の隙を逃さず、内股を決め切って技ありを獲得。安定した強さを発揮し、決勝への進出を決めた。しかし決勝ではGS(ゴールデンスコア)までもつれるも惜しくも敗戦した。
今年度から階級を上げた徳持は男子90kg級に出場。「色々と不安要素はあったが、最後の年なので諦めないで戦ってきた」と準決勝まで勝ち進んだ。昨年度の全日本では3位の成績を残した選手との対戦となった準決勝では、攻めあぐねる試合運びとなった。中盤に2枚目の指導を受け、後が無くなった徳持は積極的に相手の胸元をつかみにかかるも決定機は見出せず。なかなか試合は動かないままGSへ突入する。互いに疲れが見え始める中、徳持は相手が怯んだところを大外刈で沈め、4分を超える長期戦を制した。決勝ではこれまでの試合の疲労から消極的になる場面が増え、3回の指導を受けてしまい反則負けに終わった。
81kg級の伊澤は準決勝を内股返からの押さえ込みの合わせ技一本で勝利し、圧倒的な強さで決勝まで進んだ。しかし、決勝では拮抗(きっこう)した試合展開でGSへ突入。好機をうかがうも、相手に油断したところで巴投を決められ、悔しい敗戦となった。そして100kg超級の工藤は準決勝で中藤誠(法4=明大中野)との明大対決を制し、決勝へ進出。しかし、2度の偽装攻撃など3つの指導を受けてしまい、反則負けとなった。
4選手が惜しくも優勝まで一歩届かなかった今大会。それでも13選手が10月に行われる全日本への出場を決めた。次なる大会に備え、部員たちは鍛錬を重ねる。
[阿部倖明]
試合後のコメント
光岡
――決勝を振り返っていかがですか。
「過去に何度も対戦してる実力のある選手で、もつれる試合にはなると思っていました。負けてはしまいましたが、感覚的には試合をコントロールできていたので、全日本に向けて良い感触をつかめました」
徳持
――今後の目標をお願いいたします。
「全日本では最終学年での試合となるので、後悔を残さないようにしたいです。また、全日本学生体重別団体優勝大会でも優勝を狙えるメンバーが揃っているので、そこでの優勝も目指して頑張っていきたいです」
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