東京夏季大会 試合後コメント

 東京夏季大会の試合後にインタビューを行いました。今回は、9月20日から行われる東京選手権(ブロック)をはじめ、本格的なシーズンに向けて調整を続ける選手たちの熱い思いをお届けします。(この取材は試合後の囲み取材、対面取材、電話取材にて行われました)

住吉りをん(商3=駒場学園)
――夏の間に特に意識したことは何ですか。
 「プログラムをどちらもブラッシュアップしてもらって、本当に細かい手の動きだったり、上体をもっと使えるようにしたり、そういう部分を改善してもらったというところが一つと、ジャンプの前後でしっかり流れに合わせるというところを意識して、全体のプログラムを通して、スピード感のある演技を目指してやってきました」

――今大会を通しての収穫を教えてください。
 「サマーカップの時に自分の心の弱さを痛感して、今シーズンは本当に強くないと駄目だと感じたので、そこに比べると少し成長できたかなと感じていて。心の強さは一朝一夕につかめるものではないなと感じていますが、少しずつではあるんですけど、その成長を今回感じられたかなと思います」

――シーズン序盤でのご自身の今のできを振り返っていかがですか。
 「ジャンプがはまってこそ、最後は盛り上げられるかなと思うので、今日はそこがもったいなかったなと思うんですけど、そこに加えてもう少し体力をつけて、最後はもっともっと動いて、全てを出し切るようなステップをやりたいと思います(今回のプログラムはステップも見どころの一つですか)一番の見どころにしたいので、今日以上にもっともっと動いて表現できるようにしたいと思います」

江川マリア(政経3=香椎)
――初戦のアクアカップからブラッシュアップされたように見えますが、ご自身ではいかがですか。
 「例年よりも今年はFSが早い段階で形にはなってきていると思っているので、ジャンプの安定感はもちろんですし、それ以外の部分でも伸ばしていかないといけないかなと思います」

――FSの見どころはどこですか。
 「一番強化しているのは最後のステップで、曲の中でも一番盛り上がる部分でもあると思うので、もっとスタミナをつけて最後のステップを思いっ切り演じられるようなプログラムにしたいです」

――FSでは、新たな衣装でのプログラム披露となりました。
 「衣装は自分でこんな感じが良いというのをお願いして作ってもらったので、すごく自分が好きな感じの衣装になっているかなと思います」

堀見華那(商4=愛知みずほ大瑞穂)
――表現で意識していることはありますか。
 「やはり一番出来ていないのが緩急をつけるところで、全部同じテンポで動いてしまうので、早く動くところやゆっくり動くところのめりはりをつけられるように練習しているんですけど、そこはもう少しブラッシュアップというか、練習していけたらいいなと思います」

――プリンスアイスカップ、関東学生有志大会、そして今大会を通して今の感触はいかがですか。
 「SPを新しくして、結構周りの評価も良くて、自分でも滑っていてすごく気持ちが良いので、そこはその自分に合っているなというのが確認できて、少しは自信になったかなと思います」

――合宿から間も無く今大会を迎えましたが疲れはありますか。
 「疲れはすごくありました。筋肉痛だったりしましたが、高地でトレーニングをしていたので、体力とかはこっちに帰ってきたら大丈夫かなと思っていたんですけど、全然きつかったです(笑)」

元榮愛子(商2=目黒日大)
――SPをプログラム継続しましたが、昨年からどのような点をブラッシュアップしましたか。
 「ジャンプはそのままですけど、ステップやスピンが結構変わって、昨年よりも自分的には難しくなっているので、そこをブラッシュアップしているのかなと思います」

――ブロックに向けて意気込みをお願いします。
 「多分このままだと本当に落ちてしまうので、ジャンプも3週間しかないけれど、できる限り仕上げられるように頑張りたいなと思います」

山﨑舞美(商1=釧路湖陵)
――ジャンプの調子はいかがですか。
 「直前の6分間練習では、いつも以上に跳べて、少し心配になるぐらいだったんですけど、一昨日までは明大の合宿があって、そこではあまりいい調子とは言えない状況だったのと、やはり張り切りすぎたのもあって、合宿での疲れがまだ残っている状態ではあったんですけど、その割にはシングルになったりすることなくできたので、まあまあという感じです」

――夏合宿はいかがでしたか。
 「感想で言ったら楽しかったというのが一番ですが、もちろん体力的には後半になるにつれて疲れはたまっていました。でも、すごくレベルの高い選手たちばかりで、目の前で迫力のあるジャンプや演技とかを生で見て楽しいという気持ちの方が自分の体のことより上回って、すごく明大に入ってよかったなと心から思った瞬間でした」

[冨川航平、堀口心遥、髙橋未羽]