得意の強風も、ミスに泣く/秋季六大学定期戦

1999.01.01
 冷たい秋の雨が降る中行われた今大会。関東インカレを前に最後のレースとなるため、本学は全国でも1、2を争う強豪・早大とインカレで互角の戦いができるよう、少しでも早大に近づくことを目標にレースに臨んだ。

 この日は北よりの強い風が吹いていた。強風を得意とする本学にとっては絶好のチャンスだ。スタートの位置取りもうまくいき、順調に走りだしたかと思われた。しかし、第1マーク付近で、転覆やマークへの接触などのミスが出てしまう。「気が立ってしまった」(中田主将・法4)。これにより順位を落とし、結果は総合3位。昨秋インカレ3位の本学にとってふがいない結果となった。

 この悪条件の中でも早大は安定した走りを見せていた。来週末から始まる関東インカレに向け、課題はたくさんある。けれども「マークに近いコースを走る」といったセオリーを徹底して実力を出し切れば、早大は決して超えられない壁ではない。「まとまって相手をつぶす」(中田主将)。チームが一丸となって、ライバルに挑む。