
インカレ閉幕 フリースタイルで4選手が5位入賞/全日本学生選手権
大会3日目と4日目にはフリースタイルが行われた。準々決勝には4選手が進出。惜しくも4強入りを逃し表彰台入りはかなわなかったが、次につながる大会となった。
◆8・23~26 全日本学生選手権(駒沢屋内球技場)
[男子フリースタイル]
▼57キロ級
志村――ベスト16
小川――2回戦敗退
▼61キロ級
塚田――5位
葛城――1回戦敗退
國年――3回戦敗退
▼65キロ級
曽野――5位
三島――ベスト16
高塚――1回戦敗退
▼70キロ級
太田――5位
加賀田――1回戦敗退
遠藤――3回戦敗退
▼74キロ級
西村――3回戦敗退
森――1回戦敗退
和田――2回戦敗退
▼79キロ級
渡邊――5位
清水――3回戦敗退
加藤――2回戦敗退
瀬能――2回戦敗退
▼86キロ級
岩井――1回戦敗退
▼92キロ級
槇井――2回戦敗退
▼97キロ級
大浦――2回戦敗退
菊地――2回戦敗退
61キロ級の塚田京(農4=埼玉栄)。「(実はこれまで)インカレで(フリースタイルの)2日目まで残ったことなくて。今回絶対残ろうという気持ちで」臨んだ。4回戦、ローリングで得点を重ねテクニカルスペリオリティ勝ち。見事準々決勝進出を果たした。そして迎えた勝てば表彰台の大一番。開始1分3秒、パッシブで1点献上すると、その23秒後にバックを取られ0―3に。第2Pに入ると意地を見せ2点奪取するも、あと1点届かず。惜しくも準決勝進出とはならなかった。
塚田と同じくラストイヤーの太田匠海(営4=いなべ総合)はベスト8入りをかけて熱戦を繰り広げた。組み手で優位に立つも、得点はお互いパッシブによるもののみ。1―1で試合は終盤へ。同点も、ラストポイントは相手だったため、このままでは敗北の恐れがあった太田はタックルで積極的に攻める。残り5秒で相手のスキを突き、場外へ押し出し。土壇場で勝利を収めた。準々決勝でもこの勢いに乗りたかったが、山口(中大)相手に苦しむ。決め手に欠け、残念ながらベスト8で姿を消した。
4日間を通して表彰台入りを果たした選手は1人。目に見える結果は残らなかったが、大会後の選手には充足感が見られた。「去年と比べてメダルの数は少なかったんですけど、(各スタイルの)2日目に勝ち進んだ人数は多い。次につながる大会になった」(加賀田柊生主将・政経4=文化学園大杉並)。チーム全体で底上げできていることを確認できた。今大会を糧に、王者への階段を一歩ずつ駆け上がる。
[末吉祐貴]
試合後のコメント
加賀田
――チーム全員で応援している場面が印象的でした。
「練習中から声を出すことを意識しているので、団体スポーツではないのですが、全員で声を出すようにしています」
――チーム全体の課題は何でしょうか。
「動き出しが遅く、先制点を取れないのが課題かなと思います」
塚田
――後輩に向けてメッセージはありますか。
「みんな最近は一生懸命レスリングして楽しそうにしてるし、だんだん強くなってきてると思うので、表彰台上がれるくらい頑張ってほしいです」
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