
インカレ事前インタビュー② 五味智信、栁川大樹/日本学生選手権
9月5日から4日間、大学競泳界最大の大会・日本学生選手権(インカレ)が行われる。世界を相手に戦った〝黄金世代〟の4年生を筆頭に、男子は総合得点500点での優勝を見据える。女子は、一人一人のタイム、得点の向上を目指す。
今回は、五味智信(商4=湘南工科大付)と栁川大樹(政経4=日大藤沢)のインカレ事前インタビューをお届けする。
(このインタビューは8月25日に行われました)

五味
――インカレはどのような大会とお考えですか。
「1番盛り上がる大会ですし、大人になってこんなに盛り上がる試合というのもあまりないと思います。チームで戦えるというのは、くさい言い方をすると青春だし、学生最後なので、水泳を思いっきり楽しみたいなっていう試合です」
――今シーズンの大会を踏まえて強化したところはありますか。
「元々後半が強くて、それが持ち味だったのですが、1回それがぶれて、前半頑張る形を取ってしまって、それが3月(国際大会代表選手選考会(パリ五輪選考会)の失敗に繋がったので、もう1回自分の強みを活かす方にシフトチェンジして、それがうまくはまっているかなという感じです」
――チームの調子と個人の調子はいかがですか。
「まず僕自身はこの前1年半ぶりにベストが出たので、かなり調子が上がっている途中でいい感じで臨めるかなと思っています。チーム全体で見てもベストが出た選手も結構いましたし、実力的に言えば、かなり抜けているチームだと思うので、今年もスキはないんじゃないかなと思います」
――意気込みをお聞かせください。
「優勝して学生記録を出せれば、日本記録でも歴代3番か4番ぐらいになると思いますし、今の日本ランキングで見ても1位を争っていけるタイムになるので、これを1番に狙って、絶対優勝します」

栁川
――今シーズンこれまでの試合や練習を振り返ってみていかがですか。
「試合に関しては、昨シーズンが終わってからあまりいい結果が出ていないです。練習に関しては、3月のパリ五輪選考会で結果が出なくて、調子が落ちてしまったのですが、今は切り替えて練習に励んでいます。自分の泳ぎがずっとできていない状態だったので、どこを強化するかというよりかは今までの自分の泳ぎを取り戻すことに執着して練習していて、少しずつよくなっていると思います」
――チームの雰囲気はいかがですか。
「自分は寮外生なので、普段みんなと一緒に練習することはないのですが、8月の合宿で寮生に混じって練習してみて、すごくいい雰囲気だなと感じました。今年度は昨年度よりも戦力が充実していて、優勝できる力も十分あるので、この状態のままいけば総合優勝は可能だと思います」
――期待している選手はいますか。
「吉田悠真(農2=春日部共栄)です。今季に入ってから100メートルで4秒ほどタイムが伸びたと聞いていたのですが、練習している様子を見ていなかったので、どのようにして急成長を遂げたのかすごく気になっていました。そこで今年度の合宿で注目して見ていたら、速くなった理由に納得できるほど内容を考えて練習していたので感心しました。明大水泳部のブログも一生懸命書いていて、水泳以外の面でも頑張っていると思います」
――100メートル背泳ぎでの3連覇に期待がかかると思いますが、プレッシャーはありますか。
「自分が成し遂げないといけないという意味ではプレッシャーはありますが、やるしかないので割り切れている感じです。昨年度と同じかそれ以上の結果を出せるように準備して臨みます」
――個人としての目標とチームとしての目標を教えてください。
「個人は2冠を目指して、チームは総合優勝。それだけだと思います」
――ありがとうございました。
[杉本菜緒、寺井和奏]
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