
序盤から厳しい展開に 巻き返し図るも無念の一敗/関東大学1部リーグ戦
関東大学1部リーグ戦(リーグ戦)4戦目は昨年度のリーグ戦で接戦を繰り広げた、神大に挑んだ。白星を飾りたい一番だったが、第1Qで20点以上の大差をつけられる波乱の展開に。後半で反転攻勢に出るも、あと一歩及ばず苦い敗北となった。
◆8・24~11・3 第100回関東大学1部リーグ戦(白鴎大大行寺キャンパス他)
▼8・31 対神大戦(白鴎大大行寺キャンパス)
明大73{2-26、17-17、20-18、34-17}78神大〇
スターターは、PG平松克樹(情コミ4=福岡大大濠)、SG針間大知(情コミ3=福岡大大濠)、SG武藤俊太朗(政経2=開志国際)、PF伊藤治輝(政経4=桐光学園)、PF塚田大聖(政経2=土浦日大)
出だしから大きくつまずいた。試合開始から5分を過ぎても明大のゴールが決まらない。対する神大は着実に点を重ね、点差は開く一方。24点の大差をつけられ、窮地に追い込まれた。続く第2、3Qで巻き返しを図りたい明大だったが、相手の強固なディフェンスに苦戦し、もどかしい時間が目立った。
後がない第4Q。ここから明大が猛撃を繰り広げる。開始早々に塚田が3Pシュートを決めると、流れは一気に明大に。 SG葉山隆誠(国際4=中部大第一)、針間も3Pシュートでチームの声援に応え、8点差にまで迫る。タイムアウト後は、針間と伊藤が鮮やかなアシストで魅せ、武藤がそれらを確実に得点につなげた。平松もフリースローを3本連続で決め、主将としての強さを見せつける。各々が力を発揮し、明大は最終Qで34点と高得点をマーク。しかし、前半に許した大差を埋めることはできなかった。
「神大との試合は競った展開になることを予測していたからこそ勝ちたい気持ちがあった。リバウンドなどの部分で自分たちが相手を上回らないと勝てないと分かっていたが、前半での試合運びがうまくできなかったのが悔しかった」(PG森田稀羅・営2=北陸学院)と今試合を振り返った。
大逆転の兆しが見えただけに、悔しさが残る結果となったが「悪い流れの中でいい声かけができなかったので、これからはコート内にいる時こそ、積極的に声を出していきたい」(森田)。「厳しい時こそ最上級生として、後輩を引っ張っていけるようになりたい」(葉山)と今後同じような窮地に直面した時の打開策を得た試合でもあった。今回の負けを糧にこれから先の熾烈(しれつ)な戦いに挑んでほしい。
[寺井和奏]
試合後のコメント
葉山
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「出だしが本当に良くなくて、一気に20点以上引き離されてしまったのが敗因だったと思います。途中出場の選手として、チームを勢いづけるためにコートに入ったらすぐに3Pを決めようとか、自分の得意な場面で相手に追いつくためにどう動けばいいかということを考えていました。ディフェンスの面では、メンバーと声を出して、ディフェンスからブレイクに持っていく流れを意識していました」
――専大のイメージはありますか。
「比較的ゆっくりと試合を運ぶチームだという印象があるので、その流れに持っていかれないように、しっかりと自分たちで流れをつくり上げて戦いたいです」
森田
――第3Qは森田選手の攻めの姿勢が目立ちましたが、意識していたことはありますか。
「前半で20点以上の差をつけられていたので、後半の出だしから攻めていかないと相手に追いつけないと思い、ガードである自分が攻めてパスを出すことを意識していました」
――試合が続きますが、コンディションなどはいかがですか。
「体の調子は問題ないので、明日は絶対に勝てるように今日はしっかり休んで備えようと思います」
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