大量得点! 大差をつけ初戦突破/日本学生選手権

2024.08.30

 今年度開催100回目を迎えた日本学生選手権(インカレ)。初戦の相手は新潟産大だ。第1Pは互いに得点を重ねていき、一進一退の攻防を見せる。第2Pからは明大の攻撃が加速、新潟産大を引き離し最終スコア20―13で圧勝した。

◆8・28〜31 第100回日本学生選手権
▼8・28 対新潟産大戦(東京アクアティクスセンター)
○明大20{4-4、5―1、4-3、7―5}13新潟産大

 強い日差しの中、鍛錬を重ねた選手たち。「1回戦は相手を圧倒して勝とうとチームで決めていた」(渡邊十雅・営4=明大中野)。2日目に進むため、確実な一勝を目標に試合へと臨んだ。第1P、新潟産大に先制点を許すも、すぐさま越智大介(理工4=明大中野)がゴール正面からシュートを放ち得点。ここから互いに譲らぬ攻防を見せ、両者4点を獲得し第1Pを終えた。第2Pでは開始直後から果敢にシュートを狙い続け「自分たちのやりたいことであるカウンターを決めることができ、流れをつかめてよかった」(林大悟主将・営4=千葉敬愛)。また、筒井将登(営3=明大中野)がキーパーをひきつけ、渡邊にパスを出すと、ゴールを見ずバックシュートを決め、観客から歓声が上がる。攻め込まれるシーンも多かったものの、兼本翔安(文3=修道)の好セーブが光り、失点を防いだ。

 4点差をつけ迎えた第3P。ペナルティースローを獲得し、越智が決めるとさらに勢いに乗る。前半からの流れを止めず連続得点を決めた。しかし「最初は良かったが、途中から相手のペースになってしまって、立て直せなかった」(渡邊)。引き離したことで守備に切り替えようとしたところを突かれ、新潟産大も追い上げを見せ3失点につながってしまう。続く第4P、よくない流れのまま相手に連続得点を許す結果となるが「退水を取ってから流れつかみ、最終的に7点差まで開かすことができた」(林)と切り替えに成功。圧倒的な大勝利を果たし、2日目へと駒を進めた。

 今回のMVPは「(チーム最多得点の)7点を取った大介。あとは宇津野(貴大・営3=明大中野)。フローターバックというポジションで、ディフェンスもすごく負荷がかかるけど、点もたくさん取ってくれたので、影のMVPは彼」と2人の名を挙げた。次戦、日体大戦での活躍にも期待がかかる選手たちだ。初戦同様、明大のシュートで沸く会場を次戦でも期待したい。

[熊谷実夏]

試合後のコメント

――練習中のチームの雰囲気はよかったですか。
 「練習中はみんな後輩も先輩も関係なく声を出したり、 チームを盛り上げようっていう意識が多分一人一人あったかなと思うので、これまでは結構いい雰囲気でできたと思っています」

――次戦に向けて意気込みをお願いします。
 「日本で1番強いチームとやらしてもらえることにまず感謝しています。ただ勝負なので負ける気持ちではいかないので、自分たちのできることをチャレンジする場として頑張りたいです」

渡邊
――試合を振り返っていかがでしたか。
 「第1Pは笛に対応できませんでしたが、第2Pは笛に対応してきて、守ってからカウンターというやりたいことができてめっちゃよかったです。第3Pは、 最初は良かったんですけど、そこからちょっと相手のペースになってしまって、立て直せなかったので、そこ修正していく必要があるのと、第4Pはしっかり立て直して勝ち切ることができました」